こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
チュパ音、NTR、マスターアップ、ロットアップなどエロゲ界隈では様々な用語が存在しますよね。
そんな中でも少し変わったエロゲ発祥の用語集について解説してみました。
超忙しい人向けの3行記事
今回はないよ~
きしめん
きしめんとは、ニコニコ動画始まって間もない創成期の時代に一大ブームを引き起こした「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」という、Lump of Sugarが出したエロゲーのOPの歌詞の空耳になります。
歌詞は正確には「素直な気持ち抱きしめ」なのですが、この「抱きしめ」の部分が最後語尾が伸びる形で歌われるため、「きしめぇぇぇぇん」と多くの人が空耳したのがきっかけになります。
当時徐々に流行りだした電波ソングは、高音から繰り広げられる声質で、今ひとつ歌詞が聞き取りづらいのと、この当時は「とかちつくちて」や「ぷよぷよするな~」と言った空耳ブームが相乗効果を生み、一大旋風を巻き起こした結果となりました。
ちなみに本作品はLump of Sugarの処女作になりますが、このOPがニコニコ動画で流れた事で知名度が一気に上がりましたよね。
乳袋
乳袋とは服を着ているにも関わらず、不自然なほどに胸の谷間や下乳といった乳房の輪郭がくっきり見えるように描写される表現になります。
別名ミルクタンクとも言われていますね。
今回の記事でこのワードを取り扱うかどうかちょっと悩んだのですよね。
何故ならこの言葉自体はエロゲーが発祥かと思いますが、起源自体はアメコミになるんですよね。
っと少し話がそれましたが、乳袋の誕生のきっかけとしては、現実的に描写してしまうと、どうしても胸の大きさを強調するのが難しいからだと思います。
ただ乳袋を現実で再現するにはやはり服にある程度細工をしないと厳しいのが現状で、最近現実でも再現を試みる人は増えましたが、やはり二次元の特許みたいなものになります。
否定的な意見として、画力不足や理解不足によるものだとネガティブな意見もありますが、昨今では貴重なセックスアピールとして、現実ではありえないことを理解しつつ描写するケースが増えたかと思います。
その為、性癖的に受け入れられない人もたまにいるので、お気をつけください。
あ、筆者は大好きですよ。
大好物です。
曲芸商法
曲芸商法はアダルトゲームメーカーCIRCUSが行っている、一つの作品に対して通常版、初回版を発売した後に、少し付加価値を加えた商品を発売したり、コンシューマ機移植版をひたすら繰り返す商法になります。
「CIRCUS=曲芸」でそのCIRCUSの商売方法ということで曲芸商法ですね。
老舗アダルトゲームメーカーのF&Cも似たような形で移植、逆移植を繰り返していて、こちらはF&C商法と呼ばれています。
(むしろ最初はこちらが先かな?)
他にもファンディスク商法、AKB商法などの呼ばれ方もあるかと思います。
少し話がそれましたが、ファンディスクやコンシューマ機への移植はどのブランドも行っているじゃないかと思うかと思いますが、CIRCUSの曲芸商法はその規模が半端ないことからこのようなインターネットスラングが誕生しました。
細かい分類はWikiなどを見ると分かりますが、「D.C. ~ダ・カーポ~」シリーズだけで45パッケージ、「ダ・カーポII」で26パッケージ、ファンディスクなどその他諸々合わせると全部で85パッケージ存在する驚異の数値なのですよね。
当然の如く批判も多く、既に退社したクリエイターが残した遺産をひたすら使い回す手法で、ブランドとしての成長が余り見られないと言うあります。
ビジネスとしては正直良し悪しは分からないですね。
ジーコサッカー
ジーコサッカーとは1994年3月3日に発売されたスーパーファミコン用ソフトのサッカーゲームです。
という説明をしたいわけではなく、かつてスーパーファミコンで西武企画より「SM調教師瞳」という任天堂非公式のアダルトゲームが発売されておりました。
いわゆるアングラソフトで、勿論一般のファミコンショップで売られているわけではなく、改造系の機器を販売している店舗であったり、一部のアダルトゲームを販売されている店舗でひっそりと売られておりました。
任天堂に無断でゲームソフトのロムの中身を差し替える形で、作成・販売を行い、Vol.1~3と番外編2本の計5本が作成されました。
ところで何故ジーコサッカー?と思った方もいるではないでしょうか?
当時スーパーファミコンのROMは高価であったため、全く売れずにワゴンに大量に投げ売りされていたクソゲーことジーコサッカーのROMを採用したということで、そう呼ばれるようになりました。
しかし、近年判明した事実としては実は発売前から大量に流れてきた過剰在庫品ということで、実は新品だったようですね。
何にしてもジーコサッカーのROMを使い回す形で、このSM調教師のソフトが作成・販売されていたこともあり、「ジーコサッカー≒SM調教師瞳≒エロゲー」と言う不名誉なインターネットスラングが誕生することとなりました。
ヤフオクではジーコサッカーのパッケージで出品されていたりします。
ひどいな!オイ(笑
駿河屋さんではプレミアが付いて高価格になっていますね。
判子絵
これはやや古いアダルトゲームでは割りとよくありがちだったのですが、別作品のキャラクターにも関わらず、判子で押したかのように(主に)顔立ちが同じようなイラストになっているのを表現した言葉になります。
主にイラストレーターの技術力の問題もあるのですが、年齢はおろか、ひどい場合は性別の描き分けが出来ていない場合があるため、全て同じキャラクターの顔に見えてしまうものですね。
特に美少女ゲームでは、描くキャラクターが圧倒的に若い女性に限られるため、様々な人物を描く機会の少なくなり、経験不足が顕著に現れる傾向があります。
髪型や髪色で変化を頑張るものの、同じ制服を着るとかなり致命的な問題となり、もはや区別は困難になります。
言葉自体はエロゲーから生まれはしましたが、実際にはエロゲーが登場する前のあだち充氏の作品でも似たような現象は起こっておりました。
こちらはもう公式がネタにしていましたよね。
ただ、判子絵はネガティブな言葉として使われがちですが、古参ファンを安心させることが出来るポジティブな一面もあります。
イラストレーターは成長とともにクオリティは上達するものの、稀に劣化したり、作風がガラリと変わることがありますからね。
ごらんの有様だよ!!!
今を遡ること10年以上前の2008年12月19日に、ミルキーズピクチャーズと呼ばれるアダルトゲームメーカーから、「魔法少女アイ参」というゲームソフトが販売されました。
魔法少女アイシリーズとして期待されていた続編ですが、作品発表がされてから4年という月日が経過するものの、ほとんどゲーム情報が提供されておらず、満を持して販売された作品になります。
しかし本製品は地雷を通り越してブラックホールレベルの爆弾と言われており、CGがたったの14枚(差分5枚と前作使いまわし2枚含むので実質7枚)で、容量も1.5GBと発表されていましたが実態は500MB程度で、パッケージ裏のCGは前作の使い回し、エロシーンに至ってはなんと真っ黒という中々のツワモノでした。
しかも安価版ではなくフルプライスの9240円で、危機感を察知した中古メーカーは即座に買い取り拒否に出るという、近年ではあまり見かけないエロゲー全盛期に起こった大惨事でした。
大分前置きが長くなりましたがその「魔法少女アイ参」のパッケージ裏にキャッチフレーズとして「ごらんの有様だよ!!!」と表記されていたことにより、一気にこのフレーズが話題になった経緯となります。
本作品は発売後に大炎上し、公式からは値段相応のボリュームに満たない事を反省し、クオリティを向上させるための追加アペンドディスクを製作、配布するという発信がされるものの、追加パッチの告知が出ては削除されを繰り返し、最終的に出た修正パッチも僅か84.9MBで到底ユーザーを納得させるものではありませんでした。
2chでは大いに話題となり、AAが作られるほどでしたね。
シナリオを手掛けたマンサク氏によると「数日前に担当から、自分の担当分のテキストが丸ごと収録できなかった、と連絡を受けた」と明らかにしていたので、何かしらのトラブルがあったんでしょうね。
如何でしたでしょうか?
他にも「鬱だSNOW」や「ゆかり教育」やなど語りたいネタはありましたが、尺の都合上この辺りにしておこうと思います。
ご清覧ありがとうございました。