こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
皆様、ギャルゲーと言えば何の作品が思いつきますか?
最近ではあまり「ギャルゲー」と言う単語そのものをあまり使われなくなっている傾向を感じています。
萌えアプリだったり、萌えゲームだったり、美少女ゲームだったり、そもそも「ギャル」と言う言葉自体が死語になっていて、ギャルゲーと言う言葉は割と高年齢世代の使う言葉かと思います。
今回は久々に連載形式で、ギャルゲーの誕生から現在の姿、そしてこれからについてを語ってみようと思います。
第1話 ギャルゲーの歴史 創成期(1980年~1990年) ★今回はこの記事
参考記事:
ギャルゲーとは
ギャルゲーとは今となってはかなり定義は曖昧ですが、主に萌え系の女性キャラクターが登場するゲームの総称となっております。
ヒロインとして登場するだけでなく、プレイヤーキャラクターとして操作可能なゲームも対象になっているかと思います。
最近の傾向としてかなり近しい単語は「美少女ゲーム」かと思います。
「キャラゲー」はギャルゲーの中の一つのジャンルに近しいところでしょうか。
そのため類義語としては「美少女ゲーム」「恋愛ゲーム」「恋愛シミュレーション」「萌えゲー」「萌えアプリ」「恋愛アドベンチャー」かと思います。
また名前が似たものとして「ガールズゲーム」というものが存在しますが、こちらは女性向けの作品なので、こちらは似て非なるものとなります。
明確なギャルゲーの定義
明確に定義付けは難しいかと思いますが、以下の点に該当すればギャルゲーと認識してよいかと思います。
・魅力的な女性を題材にしたゲーム
・18禁では無いこと(R指定までは可)
1点目に関しては女性が主人公であるかヒロインであるかはどちらでも良く、あくまでも魅力的な女性が中心軸に居て、恋愛描写と言ったキュンキュンとしたシーンがあれば、例え女性のみの作品(例えば百合作品)であってもギャルゲーとして認識して良いと思います。
2点目に関しては少し意見が分かれそうですが、性的描写があってもソフ倫の指定上R指定(15禁)まであればギャルゲーの方にカテゴライズして問題ないかと思います。
初代ギャルゲーは?
こちらは様々な諸説があるため、明確にこれ!と言うものは存在しませんが、一般的には1986年3月にFM-7から発売された「夢幻戦士ヴァリス」が始祖と呼ばれております。
まぁこのヴァリスですが、後に版権が買収されたのを機にエロゲー化して当時大変炎上しましたよね。
人によっては1987年12月に任天堂から発売された「中山美穂のトキメキハイスクール」が始祖だと認識する方もいるようです。
この辺りは3次元のアイドルがベースになっているため、「これはアイドルゲームだ!」と意見が分かれるところかなと思います。
また同時期にファミコンからアテナと言う、女性の主人公を操作するアクションRPGが発売されますが、こちらもギャルゲーの元祖として認識されているかと思います。
1980年~1990年のギャルゲーの認識は?
この時代には「ギャルゲー」と言う言葉は存在しておらず、またそういったカテゴライズの認識も無かったかと思います。
当時はファミコンが全盛期の時代で、主に小学生をターゲットにした作品が一般的な時代でした。
パソコンでも1985年頃から徐々にエロゲーが少しずつ誕生していた頃かと思います。
しかしながら、この当時の作品でもヒロインのセクシーなシーンなどで、今の萌え相当な描写は多数存在しておりました。
1985年~1987年頃に発売された「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」ではバスタオル姿の女性が登場したり、1987年頃に発売された「妖怪道中記」ではさながらストリップショーのような表現があったり、ローリングサンダーでは暴行されそうになっているヒロインが登場したり、桃太郎電鉄は入浴シーンはサービスショットとして利用されていましたよね。
ドランゴンクエスト4に出てくるアリーナ姫も人気高かったですよね。
この当時のギャルゲーの傾向
ギャルゲーという言葉が無い時代ではありましたが、この当時のヒロインが登場するゲームの傾向として、主に攫われてしまったヒロインを助け出す作品が多かったかと思います。
そのため、エンディングで約束された恋仲な作品が一般的でしたでしょうか。
その中でもヒロインを主人公にしたヴァリスやアテナは当時革新的だったかと思います。
その他、PCエンジンでは1989年12月にエメラルドドラゴンと言うRPGは発売しますが、この作品に登場するヒロインもとても魅力的でしたよね。
ファミコンは8bitのドット絵によるいわゆるお色気シーンが垣間見えるのに対し、PCエンジンはアニメーションに近い技術でギャルゲーに対しては一歩先行く感じだったかと思います。
この時代のまとめ
この時代ではゲームで現代のギャルゲーに相当する作品がほとんど無かったのですが、漫画やアニメでは「うる星やつら」や「めぞん一刻」や「らんま1/2」と言った高橋留美子さんの作品の登場で現代の「萌え」に相当する作品のニーズがどんどん高まっている時代だったかと思います。
事実PCエンジンでは少しずつ魅力的なヒロインがベースの作品が出ていたかと思います。
またエロゲーでも1989年には「ドラゴンナイト」の登場でゲームに魅力的なヒロインを求める層が増えていった時代かと思います。
この頃のヒロインの特徴は「可愛い」「か弱い」「頭良い」「強い」と言ったヒロインが一般的だったかと思います。
如何でしたでしょうか?
久々に連載方式を取ってみました。
本ブログのモットーである3分で読めるライトな感じにするために、連載という形で分割してみました。
次回はギャルゲーとして認識され始めた黎明期~全盛期となります。
ご清覧ありがとうございました。
第1話 ギャルゲーの歴史 創成期(1980年~1990年)