こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
またまたどでかいテーマに挑んでみました。
あまりにもテーマとして大きいため、本気で語ろうと思えばそれこそ4部構成ぐらいにできそうでしたが、敢えて今回は1本の記事に集約してみました。
人類だけでなく動物でも愛情表現はよく利用されている、キスについて語ってみました。
超忙しい人向けの3行記事
- キスは男女、国、時代、文化によって様々な価値観がある
- キスの歴史は紀元前27000年前?
- キスは免疫獲得にも役に立つ
キスとは
キス(Kiss)とは唇を相手の唇と言った体の一部に触れさせることを指します。
呼び方は様々で、「接吻」「口づけ」「キッス」と多岐に渡り、また擬音語として「チュウ」「ちゅっちゅ」と表現されることもありますね。
また古い呼び方としては「口吸い」「おさしみ」とも呼ばれていたそうです。
キスは挨拶あるいは儀礼として公然のキスであったり、男女間の愛情を確かめ合う行為であったり、性行為の一部として活用されたり目的や考え方はかなり幅広いかと思います。
国によっても考え方、活用方法は異なっているのも特徴の一つではないかと思います。
キスの価値観
キスの価値観は男女、老若、国、時代、文化によって様々かと思います。
またキスする場所によっても意味合いは大きく異なってきます。
ヨーロッパなどで広く浸透した親愛の表現方法ではありますが、不必要に濃厚な口づけは嫌われますし、地域によって大きく異なってきます。
日本では挨拶という使い方より、恋愛的な要素が印象的が強いように感じます。
ファーストキスは処女よりも重要と考える方もいますし、夜のお仕事をされている女性でもキスだけはNGと考える人もいます。
恋愛作品においては男女の横からの描写でクライマックスのシーンで利用されていますね。
ギャルゲー・エロゲーでは主人公の顔が見えないように、女性のキス顔を正面にしているケースが多い気がします。
キスの歴史
キスの歴史はかなり古く、初めて文献に登場したのは紀元前1500年ごろにインドの聖典で記載されたのが最初と言われております。
美術品であればブラジル北東部のセラ・ダ・カピバラ国立公園に残されている壁画では、人同士がキスしているように見える絵が残っており、こちらを最古とするとしたら紀元前27000年頃にまで遡ります。
また古代エジプト第18王朝のアクエンアテン王(紀元前1350年)が娘にキスする石像が残っています。
日本では「キス」という言葉時代が入ってきたのは明治20年頃で、当時は「接吻」と和訳されておりました。
ただし、性行為としてのキスは昔からあり、一番古い文献だと898年(昌泰元年)には「日本紀略」という平安時代にまとめられた歴史書に接吻の記述が存在します。
当時のキスは挨拶的な利用はなく、性行為の一環としてキスは利用されており、こういった歴史的背景が恐らく日本と海外のキスに関する価値観の違いではないでしょうか。
室町時代には「口吸い」と呼ばれており、「口口」や江戸後期には口2つ「呂」と呼ばれた例があります。
キスをする部位
唇
こちらは一番ポピュラーなキスをする場所かと思います。
恋人であることの証明であったり、結婚式でもキリスト教式では「誓いのキス」という形で、結ばれる時の一つの儀式として利用されていますね。
様々な恋愛作品ではいかにこのシーンを盛り上げるかが、物語の品質をあげるための重要な要素になることが多いです。
頬
こちらも唇並にポピュラーな場所かと思います。
ヨーロッパでは挨拶の一環として頬にキスする光景はよく見るかと思います。
また日本の作品では幼女から慕われている際に頬にキスされたり、お姉様ポジンションのヒロインからご褒美として頬にキスがよくあるパターンかと思います。
額
身長差があるカップルであったり、年齢差がある男女が親愛の表現をする際に利用されることが多いかと思います。
首
首筋のキスは基本性行為に近い描写で利用されるかと思います。
また吸血鬼系の作品では、首筋に噛み付く描写は首筋のキスに近いものを感じますよね。
手の甲
手の甲のキスは他の部位のキスと違い、忠義のキスに近いものかと思います。
王族に使える騎士が仕える姫に対して忠誠を誓うためのキスであったり、現代だと身分の高い女性への経緯を示すために行われるかと思います。
足へのキス
足は不潔な部分であることから、そこにキスをすることは相手へ対する服従の意を示すキスかと思います。
SM的な意味合いでも多用されるかと思います。
キスの種類
キスの種類については、5種類という人もいれば、8種類という人もいれば、11種類という人もいれば、中には22種類とい言う人がなど様々な解釈が存在します。
これはキスのテクニック(手法)やシチュエーションも含めているため、キスの種類が中々定まらないのかと思います。
筆者はシンプルにキスの種類は大きく分けて2種類だと考えています。
ソフトキス
「ライトキス」や「ブリーフキス」や「プレッシャーキス」とも言われておりますが、お互いの唇をそっと触れ合わせるキスで比較的短いキスです。
「ライトキス」は軽くチュッとする感じで、「プレッシャーキス」は唇を閉じて優しくキスする違いでしょうか。
世界各地で恋人や夫婦間で行われており、フランスでは家族間でも日常的に頻繁に行われており、「いってきます」「おかえりなさい」「おやすみなさい」といった挨拶でも利用されています。
「バードキス」はこのソフトキスを軽く何度も繰り返すキスですが、少し唇を鳥の嘴のように尖らせるのが特徴かと思います。
かつて日本では「フレンチキスはライトキスのことだ」とする誤解していた時期がありましたが、こちらは日本人の解釈違いで後述に示すディープキスのことを指します。
(2000年代のテレビでもフレンチ・キスをそう解釈している番組がありましたね)
またキスの仕方で、下唇を優しく噛んで顔を左右に動かすキスを「スウィングキス」と呼んだり、上下それぞれの唇に触れ合うキスを「シングルリップキス」や「バインドキス」と呼んだり、唇を合わせて上下にスライドさせて相手の唇をプルンとさせるキスを「スタンプキス」と呼んだりします。
ディープキス
ディープキスは唇の触れ合いだけでなく、舌を相手の口腔内に挿入して舌を絡め合うキスになります。
クロスキスと呼ぶ場合もありますね。
ディープキスを更に激しく絡ませることを「カクテルキス」と呼び、相手の口をむさぼるようにする濃厚なキスを「スロッピーキス」と呼んだりします。
その他、相手の舌を自分の口の中に吸い込みながら優しく包み込むキスを「オブラートキス」と呼び、より激しくバキュームのように吸い上げるキスを「スロートキス」と呼んだりもしますね。
相手の手首を押さえつけてキスしたり、壁ドンしながらのキスをするとより興奮が昂りますし、キスから離れる際に糸を引きながら引き下がるとエロスが一層に増します。
その他
その他上記の2パターンには含めませんでしたが、映画スパイダーマンで有名になった宙吊り状態でキスする「スパイダーマンキス」や、相手の歯茎などを舌で這うように舐める「サーチングキス」や、相手の唇を舌先でなぞる「ニプルキス」や、相手の視界を遮ってキスする「ブランドキス」などのキスの種類が存在します。
スパイダーマンキスは上下だけでなく、横になった状態で頭を逆にしてキスする場合もスパイダーマンキスと呼んだりもしますね。
チョコやキャンディーを口に含んで行うキスを「チョコキス・キャンディキス」と呼びます。
エロスなキスとして口を開けた状態で唇は合わせず舌先でキスをする「ピクニックキス」や、口は閉じて舌先でキスをする「ピーキス」は主に性行為時にいやらしさを演出するのに利用されますね。
場を雰囲気を含めた形であれば、音楽やBGMにあわせて期するすることを「ジャンピングキス」と呼んだり、デート中に何回キスした数える「カウンティングキス」なんてものもあります。
また唇のキスではないですが、相手の口の中の息を吸い込む「エアークリーニングキス」や、まつ毛を使ってキスする「バタフラウキス」や、鼻と鼻とすり合わせる「スメルキス」と言ったキスもありますね。
更にかなり特殊ではありますが、お互いセーターを着て静電気を起こして、セーターを脱いだ直後にキスをする「セレクトリックキス」なんてものもあります。
キスのシチュエーション
恋愛成就
これが一番多いパターンかと思いますが、恋愛が成就した際に愛を確かめ合うためにキスをするシチュエーションで、多くの作品で目にするキスがこれではないかと思います。
不意打ち
男性目線の恋愛作品であれば女性からで、女性目線の恋愛作品であれば男性からになりますが、ふとした瞬間に唇を奪われるキスですね。
概ねキスする側が強気で、キスされた側は「あわわわ!」って焦ってしまうのがよくあるパターンかと思います。
人工呼吸
これも主に恋愛系の作品に多いかと思いますが、事故で溺れた際に人命救助の一環で唇を奪ってしまうパターンですね。
そこからお互いを意識する…なんて展開が多いかと思います。
ジコチュー
これも恋愛作品で多いかと思いますが、ふと暴れた瞬間にうっかり男女が転び、お互いキスしてしまうパターンですね。
人工呼吸同様これがきっかけでお互いを意識して…なんて展開は王道ですね。
直接的でないキス
間接キス
これまた恋愛作品に非常に多いですが、友達以上恋人未満と言うか、お互い少し相手を意識した時期のイベントとして使われるのが、ペットボトルや缶の飲み物を分け合うシチュエーションですね。
これで照れて真っ赤になっている姿にキュンキュンする人も多いのではないでしょうか。
投げキッス
これは押しが強い女性が男性を口説く際に投げキッスを使って誘惑する手法ですね。
これも男性目線の作品であれば女性、女性目線の作品であれば男性がするのが一般的かと思います。
シガーキス
これは男女と言う組み合わせとは限りませんが、タバコの火を付ける際、お互い顔を近づけて、片方の既に火が付いているタバコの先端を付けて火を付ける行為で、「シガレットキス」とも呼ばれていたりしますね。
火をつける際は少しテクニックが必要で、火が付いている方のタバコを咥えている人は、少し息を吸うことで火力を高めないとうまく火が付かないんですよね。
キスの魅力
キスというのは恋愛作品における重要なイベントの一つとして、時代や国で価値観は多少異なるものの、多くの人に認識されているかと思います。
「キス」自体を題材にした作品や、「キス」そのものをタイトル名の一部に組み込んでいる作品も多数あるかと思います。
しかし何故これほどまでに人はキスに魅了されるのでしょうか。
例えば子孫を残すという意味であれば、性行為を本能で求めてしまうのは分かるのですが、キスはそれには該当しません。
キスとは母親から赤ちゃんへ虫歯の原因となるミュータンス菌を移すことは広く有名ですが、キスはウイルスの拡大という側面では意外とリスクも高い行為の一つだと思います。
しかし、以前国際的出版社であるMedical Hypotheses誌で発表された、リーズ大学のColin Hendrie博士の論文が注目を浴びました。
それはキスの時の唾液を通じてウイルスをもらい、妊娠する前にこのウイルスに対して免疫を獲得するというものです。
同じ人と6ヶ月にわたりキスをし続けることで、関係がより親密になり、女性の免疫がたかまり、感染による重篤な症状を減らし、胎児への感染の危険性を下げるというものです。
また別の記事で、キスは相手の味や匂い、音といった近く的な情報を提供することで、再びキスしたいかどうかの判断材料になるとも報じられていました。
女性は男性と違い、ひとたび妊娠をすると長い時間投資します。
そのため出来るだけ早い段階で自分にとっても魅力的なパートナーを把握する必要があります。
そういうことから男性より女性の方がキスを重要視するのかもしれません。
なんだか科学的な視点での説明になって今更感ではありますが、そもそも口というものは食べ物を摂取する部分で、それなりにデリケートな部分であり、その部分を相手に許すということは同時に相手に心を許すということで、愛を感じるためではないでしょうか。
如何でしょうか。
なんだか取り留めのない感じになってしまい、申し訳ないです。
本テーマは複数回に分けても絶対に面白くない!と思って一気に記事にしてみました。
基本は私は情報収集はせずに、自身のこれまでの経験や知識のみでブログの記事を書くのですが、これほどでかいテーマだと、多少なり情報収集しないといけないので大変ですね…
ちっとも3分以内で読めないという声が聞こえてきそうですし、来週からは少し記事の長さを短くしていこうと思います。
ご清覧ありがとうございました。