こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
今や萌えのシチュエーションとして確固たる地位を築いている「幼馴染」についてですが、今や作品のタイトルにも起用されるほど馴染みの深い言葉ですよね。
今やアニメは勿論のこと、ギャルゲーエロゲーでは高確率で登場するほど、定番中の定番である「幼馴染」を深堀りし、歴史的な経緯について語ってみたいと思います。
超忙しい人向けの3行記事
- 幼馴染の火付け役はタッチ?
- 最近の幼馴染は負け犬?
- 幼馴染の魅力は一番の理解者だから
幼馴染の定義は?
辞書で「幼馴染」を調べると、幼い時に親しみ慣れていたこと、またはその人と説明されているかと思います。
表記ゆれとしては「幼なじみ」ですね。
漫画、アニメ、ゲームで言う「幼馴染」はもう少し定義が確立されており、ざっくり以下の3点を満たした時に、「幼馴染」と呼ばれるような気がします。
- 近所またはお隣同士
- 3年以上の付き合いがある or 幼少期に出会っている
- 共通する思い出がある
近所またはお隣同士
こちらは逆に遠い所に住んでいる場合、幼馴染として成立しないかと思います。
3年以上の付き合いがある or 幼少期に出会っている
ここはやや議論のネタになるかと思います。
例えばですが、付き合いが短くても幼少期に出会っていればかつての幼馴染として定義されることがあります。
この期間はかなり曖昧で、後述で示す、幼少期に印象深い思い出があると幼馴染として確立する場合があります。
また3年以上付き合いに関しても、明確な線引はなく、例えば中学時代に知り合っている高校生の組み合わせの場合、「腐れ縁」と表現されることがあるため、一番意見が分かれるポイントかと思います。
共通する思い出がある
実は3つの中でこれが一番大きな要素かと思っています。
幼少期に特別思い出が無い場合、物語として発展させにくいためそもそも幼馴染である必要があるのか?と言う結論になるため、かなり重要なポイントかと思います。
幼馴染の傾向
上記の定義とは少し外れますが、幼馴染が出てくる作品で多い傾向としては以下の点が挙げられるかと思います。
・主人公の親と幼馴染が仲良し
・家族ぐるみの付き合いがある
・小さい頃は泣き虫だった
・女の子の方が気が強い
・片方が不良になる場合がある
・小さい頃に結婚の約束
特に一番最後の「小さい頃に結婚の約束」はラブコメでは鉄板中の鉄板かと思います。
幼馴染の起源
幼馴染を扱った作品の歴史はかなり古く、最古で言うと平安時代にまで遡ります。
一般の作品であれば「伊勢物語」でしょうか?
そのため、漫画やアニメでは正直起源は不明かと思います。
度々本ブログで登場する高橋留美子氏の作品である「うる星やつら」では、主人公の諸星あたるの幼馴染として三宅しのぶが登場していましたね。
幼馴染の火付け役は?
これは恐らくですが1981年にあだち充による「タッチ」に出てくると浅倉南が、幼馴染ブームの火付け役可と思います。
その後、様々な作品で幼馴染が登場してきており、例えば1990年には冨樫義博氏による幽遊白書で雪村螢子も幼馴染として人気が高かったかと思います。
その後1992年にはスーパーファミコンで大人気ドラゴンクエスト5では、幼馴染ヒロインのビアンカと、旅で出会ったお嬢様ヒロインのフローラとどちらと結婚するかといった熱い展開で、物語を盛り上げていましたね。
この頃から、ギャルゲー、エロゲーが登場し始めており、PCエンジンで1994年にはときめきメモリアルが発売し、藤崎詩織と言う幼馴染ヒロインが登場してからは、後続のタイトルは勿論のこと、多くのギャルゲーエロゲーでは鉄板の設定になっていったかと思います。
幼馴染と言えば?
幼馴染と言えば定番のシチュエーションであったり、環境や物語の定番進行パターンがあるかと思います。
幼馴染との環境
幼馴染との環境としては、以下の3点があるかと思います。
- 幼少期からずっと一緒
- 幼い頃、何らかの理由で離れ離れになり再会
- 集団での幼馴染
大きく分けると幼少期からずっと一緒のパターンと、親の転勤など何らかの理由で離れ離れになってある程度成長した後に再会するパターンの2パターンかと思います。
また幼馴染の環境としても男女のペアだけの話だけもあれば、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のように男女が複数人パターンであったり、エロゲーでは何故か女の子の幼馴染が沢山居るパターンもあったりしますね。

幼馴染のシチュエーション
幼馴染と言えばやはり定番のシチュエーションがあるかと思います。
- 一緒に登下校
- ベランダ越しに会話
- 家族と一緒に御飯
- 友達からからかわれる
- 朝起こしてもらう
一緒に登下校とかはまさに幼馴染作品の醍醐味かと思います。
また家が隣同士であればお互い2階の部屋でベランダ越しであったり、窓越しに会話することもよくあるパターンかと思います。
そして謎の家族と一緒に御飯とかもよくあるパターンかと思います。
一方でド定番と思われる幼馴染に朝起こしてもらうパターンは、ありそうで意外と例が見つからないですね…
(エロゲーだとよく見かけるんですが…)
尚、幼少期のシチュエーションとしては以下の2点があるかと思います。
例えばいじめであったり、犬であったり、何か怖い体験をした際に主人公が守ったことが印象に残るというのはよくあるパターンかと思います。
幼馴染の物語進行パターン
これはずっと一緒に共に過ごしてきた幼馴染と、一度離れ離れになって再会するパターンで少し異なりますよね。
ずっと一緒に過ごしてきたパターンだと以下の2点が鉄板かと思います。
- 異性として意識していなかったのに徐々に異性として意識
- 最初から好きだよパターン
近すぎる関係故に、異性と言うよりか友達や兄弟に近い感覚でいるものの、片方に異性が近づいてくるとモヤモヤ感を覚え、「あ、もしかして異性として好きなのかも?」と気付くパターンはありがちですよね。
また作品によっては、そういった経緯を既に経過しており、最初から好きだという想いを胸に秘めているパターンもよくありがちかと思います。
一方で一度離れ離れになって再開するパターンは以下の2点があるかと思います。
- 久々に戻ってきたら超絶美人になっていた
- 男だと思っていたら女だった
前者はもう鉄板中の鉄板ですね。
この手のパターンは昔の思い出話に花を咲かせるケースがあるので、幼少期に特別な思い出があるケースが非常に多いかと思います。
後者も最近の作品にはかなり多いかと思います。
こういったヒロインによくあるのがボクっ娘でしょうか。
一人称が「僕」なので、幼少期は同性だと勘違いしてしまっているパターンですよね。
これはこれでまた萌える展開ではありますが、リアルでは絶対ありえないですよねぇ。
いつしか負け犬に?
昔は幼馴染ヒロインと言えば勝利が約束された鉄板中の鉄板でしたが、いつしか負け犬ポジションになることが増えてきましたよね。
エロゲーでは引き続き勝利が約束されている傾向が強いかと思いますが、漫画やアニメでは萌え要素の一つとして取り扱われるものの、あくまでも物語のスパイスとして引き立て役で落ち着くことが増えたかと思います。
これは幼馴染ヒロインのあるあるの最初から好感度高いことを逆手に取った、その最低保証制度の裏を突いたギャップ狙いかと思います。
ただ幼馴染ヒロインは萌え要素としてはかなり人気が高いため、ラノベなどでは勝利が約束された作品は多いかと思います。
そもそもタイトルの中に「幼馴染」のワードが最初から入っているのが多いですよね。
幼馴染の魅力
これは多分人それぞれ色々な意見があると思うが、何と言っても「一番の理解者」だからではないでしょうか。
人は成長とともに裏や負の一面は次第に隠し、世間体であったり、建前であったり、発する言葉と裏腹に抱える考えとのギャップができるようになります。
嫌われないよう表面上の顔を使い分け、本当の自分を見せることで嫌われることを避けようとします。
そういう意味でも幼馴染の関係は、幼い頃から一緒に居るため、そのような裏も表も知っているからこそ、取り繕う必要が無いところではないでしょうか。
また男性目線だと、処女至上主義のこのご時世では、幼い頃から知っている恋人は、まごうこと無く自分が初めての相手である安心感もあるかもしれません。
如何でしたでしょうか?
ド定番中のド定番と言われている「幼馴染」ですが、シチュエーションなどでは例を挙げろと言われると意外と出てこないパターンもあるのではないでしょうか?
定番過ぎて取り扱っている記事があまり無いかと思いますが、敢えてその幼馴染のワードを取り扱ってみました。
皆さまが好きな幼馴染ヒロインはどの子ですか?
良かったらコメント欄やTwitterのリプ欄で教えてくださると幸いです。
ご清覧ありがとうございました。