単発の記事で紹介しなかったのは一般的には余り知られていなかったり、今後流行る可能性も極めて低いと思っていますが、折角デレシリーズを紹介させてもらったので、最後までやり遂げたらなと思って記事にしました。
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレの亜種
まずは軽いジャブ打ちとしてツンデレ、ヤンデレ、クーデレの亜種の紹介をしようと思います。
デレの対象となる挙動がほぼ前者3つとほぼ同じなので、今後流行ることは無いかと思いますが、一時語られたデレシリーズを紹介したいと思います。
フンデレ
フンデレとはツンデレの「ツン」の部分が「フン」と拗ねる態度を取ることですね。
まぁツンデレのツンは殴るか、罵倒するか、拗ねるかのどれかなので、ほぼほぼツンデレと認識して間違いないと思います。
タックルデレ
タックルデレとはこちらはアニメ「とある魔術の禁書目録」の18話で御坂美琴が、上条当麻に対して「無視すんなやゴラァァァ」という叫びと共にタックルをかました姿を見てファンが名付けたものになりますね。
まぁようはツンデレ。
サドデレ
サドデレとはツンの部分がドSなサディスティックになっている状態になります。
ツンデレの亜種と思って間違いないです。
対象となるキャラクターは一般作品にあまり存在しないですが、度々二次創作の巡音ルカがそのように扱われることがありますね。
ダンデレ
ダンデレとは普段だんまりな人が特定の相手に対してデレ状態になることですね。
ただ、本ワードは実はもう一つ意味があってダンディーなキャラクターが特定の相手に対して突如デレ状態になる場合にも用いられます。
ジェンデレ(ジェントルメンがデレる)も同様ですね。
前者の意味だと男女どちらでも利用できますが、後者の意味だと男性専用になるかと思います。
まぁようはクーデレですね。
ちなみに初出は「へんたい東方」らしいです。
ドロデレ
ドロデレとは内面は怨念、情念、執着心といったドロドロしつつ、態度はデレる状態のことですね。
ほぼヤンデレかと思いますが、ヤンデレよりやや上位互換と言うか怨念に近い感情を指すかと思います。
特定の人物、作品に纏わるデレ
こちらも先に説明した亜種と同様、特定の人物限定で使われたり、作品名で使われたデレシリーズになります。
こちらは余り知らない人も多いかと思います。
尚、ニコニコ動画でネタ枠として登場しているアンデレや93デレとかは除外しています。
エロデレ
エロデレとは声優の柚木涼香さんが、恥ずかしい気持ちをエロいことを言って紛らわす行為で名付けられたものになります。
尚、ラノベにもエロデレと言う作品がありますが、ここでのエロデレは最初淫乱、後半純情という逆転の発送の作品になりますね。
オニデレ
オニデレとは2008年頃サンデーで連載された漫画のタイトルになります。
不良少女と手芸部員は実は恋人同士で、ただ不良少女のサヤは女番長であるため、立場上皆の前では付き合っているのを隠している作品でしたね。
ガンデレ
ガンデレとは2種類意味があり、愛する相手に感情が抑えきれずGun(銃)をぶっ放す立花みさとと、ガンダムとの戦闘で多くの仲間を失い最終的に盲目的な愛情を抱くようになったグラハム・エーカーの2者を、どちらもガンデレと呼びます。
ダルデレ
ダルデレとはハルヒ性転換シリーズに出てくるキョン子のように、普段ダルそうにしているが、主人公などに好意を抱いてデレ状態になることを差します。
捻デレ
捻デレとは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」に出てくる、主人公の妹である比企谷小町が、主人公のことを捻くれたデレを見せたことで作中で出てきた造語になります。
今後来る○○デレシリーズは何か?
まだまだ圧倒的に対象となるキャラクターが居ないため、全く流行ってはいませんが、一時期少し話題になった○○デレシリーズを紹介したいと思います。
鬱デレ
鬱デレとは他人に心を開かず鬱な人が、特定の行為を寄せた人物の前ではデレ状態になることですね。
今の所「Working」の「小鳥遊泉」ぐらいでしょうか。
こちらはややヤンデレに近しいですが、デレとのギャップが鬱のため鬱デレと言う立ち位置ですが、これが狂気に走るとヤンデレになりますね。
クズデレ
クズデレは普段クズな立ち回りをしている最中、ふとしたきっかけで人助けをするといった事態になることですね。
普段いじめっ子のジャイアンが映画になると途端に友情溢れる熱血漢になったり、アニメの「琴浦さん」に出てくる久美子が拾の娘を捨てた後に母親らしい行動と発言するといったところでしょうか。
バカデレ
バカデレとは普段バカなことばかりしているアホな子がたまに見せるデレ状態になることですね。
意外とこのギャップに惹かれる人もいますが、アホな子は時としてイラッとさせたり、一歩間違うとあざとさに捉えられるため、ニッチな層にしか受けそうにないですね。
対象キャラクターは「家庭教師ヒットマンREBORN!」の三浦ハルとかでしょうか。
ボコデレ
こちらもサドデレ同様、ほぼツンデレですね。
ツンの対象がボコ(暴力)にすり替わっているのですが、唯一ツンデレと異なる点が「意図してやるのか」「反射的にやるのか」の違いでしょうか。
本ワードの誕生するきっかけとなったのが「WORKING!!」に出てくる伊波まひるで、極度の男性恐怖症のため、男性に触られると反射的に殴ってしまうので、ツンデレとの違うとしては照れ隠しではなく自己防衛機能によるものですね。
尚、伊波まひるがきっかけで生まれた言葉ですが、先駆者は「ボンボン坂高校演劇部」に出てくる日比野真琴です。
本作品の主人公は幸か不幸か同じ部の部長(男)と恋仲にある(ようはゲイ)と誤解されていたため、結果としてボコられてませんでしたが、後々誤解が解けて無事?ボコられるようになりました。
ネタ枠
おまけとしてネタとして誕生したデレシリーズについても紹介していきたいと思います。
ボブデレ
ボブデレとはツンデレの派生形になりますが、とある画家のボブは常人では理解できない感性を元に、初見だと綺麗な風景を破壊するようなペン入れをしたかと思うと、それがきちんと芸術として出来上がる様子を見て、「ボブ!落ち着け!」「もはや致命的!」「やめろおおおおおおおおおおおおお!」と叫んでいた視聴者が、「あれ・・・?」「いつの間にすり替えた!?」とか掌返しをするのが定番となる姿をボブデレと呼ぶようになりました。
なので、決してボブカットの人がデレるわけでも無く、ボブという人物がデレるのではなく、ボブを見ている視聴者のギャップになりますね。
ゾンデレ
ゾンデレとはデッドライジングというゾンビゲームに於いて、普段なら襲ってくるゾンビたちが、怪我人をおぶったりすると急に空気を呼んだが如く襲ってこなくなり、むしろ道を塞いでいると避けてくる状況をゾンデレと呼んだのがきっかけになります。
ノブデレ
こちらはかなり古い作品になりますが、1998年にダブルキャストというサスペンス・ホラーゲーム内で、突如現れた謎の選択肢を見てノブデレと名付けられたものになります。
具体的には登場人物の楠木 翔子が何者かに殺害されているのを発見した主人公が、部の先輩である剛田達に助けを求める際、ドアノブが熱くなっていてその際に出てきた選択肢の中に「ドアノブが照れている?」というのが出て来て、当時のプレイヤーはかなり困惑したかと思います。
如何でしたでしょうか。
それぞれを一本の記事にするにしてはまだまだ知名度、対象となるキャラクターがいないため、一気に全部紹介させて頂きました。
流行る時は登場から一気に流行るのが傾向として多いので、今回紹介したものが今後流行る未来は余り見えていないですが、皆様はどうでしょうか?
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、そして今回したデレシリーズとは全く違うものがもしかすると登場するかもしれませんね。
ご清覧ありがとうございました。