美少女アダルトゲーム(通称エロゲ)で登場するキャラクターのCV(キャラクターボイス)を担当している声優さんで、名義(源氏名)を使い分けているケースをよく見ると思いますが、なぜそんな事をしているのか話していきたいと思います。
(超主観的な記事なのでご了承ください)
超忙しい人向けの3行記事
- 声優自身を守るため
- エロゲ声優として活躍している人もいる
- あくまでも「生き別れの双子」か「波形レベルで偶然似ている人」と心に刻む
そもそもエロゲ声優っていつぐらいから登場してきたかというと、その昔PC98時代にフロッピーディスクでゲームをインストールしていた時は、容量の都合上音声や動画は困難だったのですが、90年代後半のWindows95~98辺りから徐々にフロッピーディスクからCD-ROMに変わるにつれて、容量の制約が緩和されていき、徐々に音声が含んだ作品が増えてきたと思います。
(家庭用ゲーム機だとNECのCD-ROM辺りから音声作品はありましたが)
その頃の駆け出しの声優さんと言えば「歌織」さん「ダイナマイト☆亜美」さん「長崎みなみ」さんといった、おじさん世代の人には超懐かしく感じる方々ではないでしょうか?
その他に表で活躍する「こおろぎさとみ」さんが、97年に発売された「みお&みほ」の作品に出てきた時は驚いた方も多かったのではないでしょうか?
大分前置き長くなりましたが、名義を分ける理由としては以下の理由が考えられます。
- キャリアにならない
- 小さな子どもが好きなアニメの声優を調べた時にアダルトゲームに辿り着く
- 家族、親戚、友人、将来子どもが生まれた時の影響
キャリアにならない
これは正直今は一概にもそんなことはないのでは?と思う方もいるのではないでしょうか?
筆者も思っています。
何故なら美少女ゲームでの演技力が認められて表の方でも活躍するようになった声優も稀にいますし、何よりエロゲ声優としてのキャリアは積んでいけていると思ってます。
とは言え、やはりさすがに名義を使い分けておかないとどうしても仕事の幅を狭めてしまうと思います。
小さな子どもが好きなアニメの声優を調べた時にアダルトゲームに辿り着く
これはやはり大きいかなと思います。
一応どんなアダルトゲームのサイトも入室前に年齢確認を挟みますが、まぁあれってただの暖簾的な感じですよね?
「大将やってる?」的なノリで簡単に入ることは出来てしまうので、影響は大きいと思います。
そういう意味でもクレームに繋がりかねないと思います。
家族、親戚、友人、将来子どもが生まれた時の影響
あまり誰も言及している人を見たことないのですが、筆者的にはこれが一番影響が大きいと思います。
抜きゲーならともかくとして、美少女ゲームぐらいなら良いのでは?と筆者は思いますが、その手の知識に疎い人にとってはそんな区別は当然の如く無いわけで、たまたま昔の知人の名前を検索したり、ご家族親戚が検索して出てきた時に、本人の名誉に関わってくると思います。
あとは子どもが生まれた際に、偶然にも子どもや子どもの友達が調べてしまって辿り着いてしまうのは避けておいた方が良いかなと思います。
このように声優さんを守るために名義を使い分けているのではないかと思っています。
ただ、名義を使い分けることが正解と言っているわけでも無いです。
(いい感じで終わると思いきやまだ記事は続きます笑)
名義を使い分けていない声優さんとしては大野まりなさん、民安ともえさん、日向裕羅さんとかは一般作品と使い分けていないです。
また、世の中、顔出しして活躍するエロゲ声優さんもだんだんと増えてきており、駆け出しの時期とかはダイナマイト☆亜美さんや長崎みなみさん、その後なかせひなさんや御苑生メイさん、最近だと夢月やみさんでしょうか。
他にもコスプレイヤーとしても活躍していた倉田まりやさんや、イラストレーターとしても活躍していたとろ美さんとかも積極的に表で活動していましたね。
そして筆者がすごい感動したことがあって、緒方恵美さんという超有名な声優のとあるTwitterのつぶやきの一部抜粋ですが
・・・
姐さん!カッコいいっす!一生付いていきます!
とまぁ少し大分話が反れてしまいましたが、エロゲ声優の名義は様々な事情により裏名義(源氏名)が使われていると思っています。
そのため当ブログの方針としては裏名義と表名義を紐付けるような言及はしません。
(裏名義を大量に使い分けている声優さんは、話がややこしくなるので一緒に扱いますが・・・)
例え、Google先生が無慈悲に表名義の写真と紐付けたり、某アダルトショップで伏字にしつつもこの声優さん!みたいな言及したり、アダルトゲーム作品の人気が出て家庭用ゲーム機としてリメイクされた時に声優刷新になっても、「生き別れの双子」か「波形レベルで偶然似ている人」なんだなと心に刻んで頂けると良いと思います。