こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
元は同人界隈で流行っていたメスガキですが、近年一般商業誌でも多く見られるようになりましたよね。
頭に来るか、股間に来るかはあなた次第ですが、近年急成長してきたメスガキについて語ってみました。
超忙しい人向けの3行記事
- メスガキとセットになっている「分からせ」は最近は失敗するケースもある
- 一般商業向けのメスガキはややマイルドに表現されている
- メスガキは好みが分かれる属性
メスガキとは
メスガキとは、2017年頃より主に成人コンテンツを中心に定着していった、キャラクターの属性の一種で、生意気かつ高圧的に言動で、主に成人男性に対して性的な挑発をする少女または幼女を指します。
本来の用途としては未成年の女性に対する蔑称だったのですが、近年上記のような属性の名称として使われ始めてました。
メスガキの男版はエロガキが近しい単語では無いでしょうか。
一応オスガキなる言葉もあるのですが、過激なフェミニストが差別用語として使用することがあるため、認識のズレがある単語になっています。
尚、ゆっくり実況者はぐらん氏の動画に登場するキャラクターである「メスガキ」は本記事では説明を省略します。
マセガキ、ロリビッチ、小悪魔との違い
マセガキとの違いは何か
マセガキは、歳の割に大人びた分別臭いことを言う子どもで、ませた子どもを罵った表現になります。
性的な事柄に興味を持っているシーンでも使われるため、メスガキと近い位置しますが、メスガキと違うポイントとしては、必ずしも高圧的にはならず、むしろクールな大人を振る舞っているケースがあるところでしょうか。
意味的には大人に伍して、理屈っぽい、現実主義に徹した現代っ子でしょうか。
ロリビッチとの違いは何か
ロリビッチは、ロリ(ロリータ)とビッチの要素をお互いに持ち合わせたキャラクターに持ち入ります。
見た目の幼さや、性的な振る舞い、大人に対しての優位性など、メスガキと類似点は多いのですが、大きな違いとしては性的要素を前面に出すか否かでしょうか。
メスガキは必ずしも性を前面に出すとは限らないかと思います。
更にメスガキは「ロリ」であるとは限らず、場合によっては中高生世代や、ロリに見える成人済みの女性が含まれる場合があります。
またロリビッチは必ずしもSっ気であるとは限らないため、メスガキとは明確に違うポイントとして挙げられます。
まぁ結果的にメスガキも快楽落ち(M路線)になる場合もありますが…
とは言え、昨今の同人界隈を見ていると、「ロリビッチ=メスガキ」が同等に扱われる傾向が強く、定義の混濁が起こっているようにも思えますね。
小悪魔との違いは何か
前述の2つよりも近しいのが「小悪魔」かと思います。
可愛さ、色気、思わせぶりな態度で相手を惹きつけつつも、ひらりと交わして翻弄したり、焦らしたりとメスガキの要素をかなり含んでいます。
恐らくはメスガキの前身となる言葉は小悪魔が近いのかも知れませんね。
ただ、唯一の違いとしては、メスガキは相手を挑発したりして苛立たせるのに対し、小悪魔は翻弄が主となってくるので、差はそこになるのかなと思います。
雑魚嗤笑
メスガキの特徴として小馬鹿にするセリフがあるのですが、その代表格として「ざぁこざぁこ」という言葉責めがあります。
多くの同人誌などで重宝されており、その圧倒的な破壊力からメスガキ愛好者から愛されています。
このクソ生意気なセリフで頭に来るか股間に来るかで、メスガキが好きになるか否かの分かれ道かと思います。
分からせとは
メスガキと切っては切れない関係として「分からせ」というものがあります。
成人向け作品においてメスガキとは、竿役として分からせおじさんという存在がセットになっています。
小生意気な言動を取るメスガキに対して、大人の圧倒的な力を用いてメスガキを返り討ち(快楽堕ち等)にする描写が一般的なメスガキのテンプレートになります。
しかし、最近はこのテンプレートとは覆る形として、逆にメスガキに負けてしまい、分からせるつもりが屈服してしまうと言った、ドMシチュエーションのパターンが増えてきているようです。
また、健全に関係に発展するケースや、分からせおじさんが同学年の男子であったり、例の如くメスガキというコンテンツの拡大と共に、バリエーションは多種多様となってきているのが、現在の姿かと思います。
一般商業向けのメスガキ
同人界隈で成長を遂げたメスガキですが、昨今は一般商業誌でもメスガキのキャラクターが多く登場してきています。
しかしながら、一般作品であるため、同人界隈でのメスガキの特徴をそのまま出すわけにはいかないため、やや定義が異なっております。
まず「分からせ」と言った相手を返り討ちにして屈服するシーンが基本無いのと、アダルト作品で多い相手に対して高圧的な態度がややマイルドになっています。
そのため、「小悪魔」を小生意気にしたような感じが正しいでしょうか。
ただメスガキ特有の上唇が「ω」になる特徴は、多く見受けられるかと思います。
メスガキの男の娘版
本来「女の子」が前提であるメスガキですが、男の娘のブームとの相乗効果より、同人誌を中心に男の娘版のメスガキなるものも多数存在します。
さすがに幼い容姿の男の娘は余り存在せず、中学生ぐらいの男の娘が対象になるケースが多いのでは無いでしょうか。
こちらも本来のメスガキ同様、快楽堕ちさせる or させられるケースが多いかと思います。
メスガキの原点のキャラクター
現在のメスガキの特徴を兼ね備えた原点となるキャラクターは、ボンバーガールに出てくるグリムアロエというキャラクターでしょうか。
登場時期は2018年9月なので、今から5年ほど前でしょうか。
メスガキという特徴性から、もっと前の時代にも近しいキャラクターはいますが、「メスガキ」という言葉が誕生した後に、「メスガキ」を意識して生み出されたキャラクターとしては原点に近いキャラクターかと思います。
そもそもメスガキ概念の元祖は何か
メスガキのキャラクターの原点が前述で紹介したキャラクターかと思いますが、そもそも「メスガキ」という概念が誕生したきっかけは何かを考察してみました。
人によって意見は異なるかも知れませんが、筆者が思うに俺妹の同人誌がきっかけではないかと思っています。
2008年にラノベが登場し、2010年にはアニメ化を果たした「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」に登場する、主人公の妹こと「高坂 桐乃」は勝ち気な性格のギャルで、京介に対して事あるごとに罵倒するキャラクターとして登場しました。
勿論この時点ではメスガキの要素は兼ね備えていないのですが、本作品は爆発的にヒットし、多くの同人誌が作成されました。
その中で2010年に「サークル蛸壷屋」から刊行された「俺と妹の200日間戦争」では、ヤクザ相手に生意気な口調で攻め立て後に、そのヤクザにボコボコにされて土下座するシーンが登場します。
本同人誌は爆発的な人気を博し、同人界隈でもぶっちぎりの1位を獲得することとなりました。
そのため、多くの人がこの描写を見て真似するようになったのがきっかけではないかと思っています。
メスガキは好みが分かれる属性
多くの人に支持されるメスガキですが、同時に好みが分かれるジャンルと思っています。
まずは、商業作品とアダルト作品では明確に「分からせ」のありなしが存在しており、この「分からせ」が無い場合は、ある程度ドM気質がないと、中々受け入れられない傾向にあります。
勿論、キャラクターの描き方次第で、ふとした瞬間に優しさを見せるギャップ萌えを狙うことも可能ではありますが、ある程度ロリッ娘に罵倒されることに、寛容な人でないと受け入れられない現状があります。
また、傾向としてロリッ娘が多くなりがちなため、巨乳じゃないと嫌だ!って人にも受け入れられにくい現状があります。
アダルト作品だと、前述で説明した通り、「分からせ」失敗のケースも存在するため、作品を買う前に事前インプット(レビュー参照など)が必要不可欠になります。
更に、昨今の傾向として、癒やしを求めるママ属性のキャラクターのほうが需要が高いこともあり、メスガキはそれに対して相反する側面があります。
決して伸びないジャンルでは無いですが、爆発的な成長は難しいジャンルかなと思っています。
しかし、近年だと単純に相手を罵倒するのではなく、裏側では優しさを兼ね備えたギャップ狙いも、時折散見されるので、戦略次第では伸びるかなといったところではないでしょうか。
如何でしたでしょうか?
ブームになりつつも、実際に推しになるか否かは人を選ぶのではないでしょうか。
皆様は、どのメスガキキャラクターがお好きですか?
良かったらコメント欄もしくは、Twitterのリプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。