こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
前にヒロインについて語ったことがあるのですが、その記事の後編でサブヒロインについて熱く語りたかった…と言う話をしていたので、満を持してサブヒロインについて今回は取り上げてみました。
約束された負け犬ヒロインとも言いますか、メインヒロインとして主人公と結ばれることは無いものの、人気の高さはメインヒロインを度々上回るそんなサブヒロインについて語ってみました。
超忙しい人向けの3行記事
・サブヒロインはグイグイ迫るタイプ
・ハーレム系中心に最近はサブヒロインも主人公と結ばれる
・愛すより愛されたいと思う人が増えたのがサブヒロインの人気?
サブヒロインとは
作品において中心人物ではない女性キャラクターを指します。
脇役とも違い、物語の重要な人物に相当する準ヒロインとも呼ばれています。
しかしながら、パッケージでは脇に描かれていたり、メインヒロインより活躍が上回ることが無く、主人公とヒロインの三角関係に位置するものの、最終的に振られるケースが多い不憫なキャラクターになります。
しかし、物語の結末とは裏腹に人気の面ではメインヒロインを上回ることが多々あります。
サブヒロインの定義
サブヒロインの定義は非常に難しいものがあります。
なにせ、そういった単語が公式に存在するわけではないからです。
また漫画やアニメと恋愛ゲーム(エロゲー含む)では、サブヒロインの定義がやや異なっています。
漫画やアニメのサブヒロインは、メインヒロインの三角関係的な立ち位置のため、メインヒロインと同等の重要人物に相当します。
一方恋愛ゲーム(エロゲー含む)の方は、攻略できないヒロインをサブヒロインと呼びます。
そのため、メインヒロインが複数存在し、その中でも物語の中核を担うヒロインを、センターヒロインと呼んでいます。
ただ、作品によっては物語の中核ではなくオマケとして攻略可能なヒロインのことも、サブヒロインと呼んだりもしますので、やはり定義付けは難しいですね…
最近では主にハーレム系を中心にメインヒロインをぼかす漫画・アニメも増えているため、恋愛ゲームとの垣根が無くなりつつあります。
サビヒロインの特徴
サブヒロインの特徴として、清楚系かつ受け身のキャラクターはほとんど居ないかと思います。
脇役ヒロインと混同される方もいるかもしれませんが、基本サブヒロインは押して行くタイプが多いように感じます。
これは恐らくメインヒロインの対抗馬としての立ち位置のため、ある程度引っ掻き回すためにも、受け身だと成り立たないからだと思います。
清楚系かつ受け身キャラクターだと、主人公がよほど浮気者でない限りは三角関係に発展しないため、グイグイと主人公に迫るタイプのサブヒロインが多いのでは無いでしょうか。
最近は主人公の男の子も草食系が多いですしね。
またもう一つの特徴として、貧乳キャラクターもあまり居ない気がしています。
メインヒロインと戦う強力な武器として、豊満なたわわを武器に主人公に迫る形も多いですよね。
一方、恋愛ゲームの方は、少し状況が変わり、物語の中核に関わらず登場頻度が極端に減るのが特徴でしょうか。
人気が出ると下剋上もある
最近はあまり見かけませんが、人気が出るとサブヒロインとゴールインするような下剋上が発生する作品が、平成初期~中期頃まで多々あった気がします。
インターネットが普及していない時代は、人気投票などでどのヒロインが人気かを把握するのですが、やはり売れるための作品作りのためか、サブヒロインが途中からメインヒロインに昇格することが時折ありました。
作者の意向なのか、編集部の意向なのかは定かではありませんが…
このようなヒロインのことを昇格ヒロインと呼ばれています。
最近は後述でも説明するのですが、敢えてメインヒロインをボカしたり、複数ヒロインと結ばれるケースも増えてきているので、この手の手法は減ったのかもしれませんね。
前作で人気が出たキャラっぽい子が次作でメインになったり
正確に言うと前作と同じキャラクターがメインヒロインになるというわけではなく、全く別物のキャラクターなのですが、メインヒロインの容姿が前作のサブヒロインに似ているケースですね。
メインヒロインだけでなく、シンプルにサブヒロインも過去作の人気キャラクターに似せてくるケースもあったりします。
ToLOVEるのヤミちゃんも、前作のブラックキャットのイヴちゃんとそっくりでしたよね。
ギャルゲー&エロゲーだと次作で攻略ルート追加になったりも
これは平成中期頃のギャルゲーに多く見られたかと思いますが、本来攻略対象ではなかったキャラクターが次作で攻略対象になるケースですね。
これはエロゲー(美少女ゲーム)でも同様の事例は散見されており、ファンディスクや次回作、または家庭用移植時に攻略対象として追加されることがありますね。
2021年11月にensembleから発売した「星の乙女と六華の姉妹」では、完全なサブキャラクターであったローリエが人気投票でも上位に食い込み、ファンからもファンディスク作成を望まれていましたが、公式から黒字化が見込めないと判断されたのか、出ることが無かったことがありました。
しかし、その後に星乙のシナリオライターである猫島モネコ氏の熱い想いから、自作でイラストまで手掛ける形でお蔵入りになったローリエルートを、個人で制作するという素晴らしい出来事がありましたね。
最近はメインヒロインを敢えて伏せるケースもある
最近のラブコメの傾向として、最終話付近まで誰が結ばれるか分からない作品が増えてきたかと思います。
作者の中で最終ヒロインの想定が付いている場合と、人気の状況で決めている場合など、様々なケースがあるかと思いますが、いわゆるセンターヒロインが分からないラブコメも登場してきてますよね。
まぁ五等分の花嫁は一番の不人気キャラ?とゴールインしていましたが…笑
女神のカフェテラスとかはどうなるんでしょうね。
ハーレムで誤魔化すケースも増えてきた
なろう系作品が中心かと思いますが、センターヒロイン相当のヒロインはいつつ、結ばれる嫁は3人とか8人とかいわゆる複数人のケースが増えてきたように感じます。
現実世界をベースとした作品ではほとんど存在せず、異世界は元々ハーレムが一般的であるという世界観の設定にすることで、現実世界で起こりうる様々な障壁を取り除いています。
現実世界をベースで頑張っている作品は「カノジョも彼女」とかがありますが、果たして本作品は今後どうなるかですね。
(この記事を書いている最中に最終回を迎えました)
メインヒロイン、サブヒロイン実際人気はどうなの?
さすがに全部の調査は難しいのでいくつかピックアップしてみました。
「彼女、お借りします」の「水原千鶴」は、メインヒロインながらマガポケ人気投票では一位を獲得していましたね。
私は瑠夏ちゃん推しですが…
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」とかは、公式での人気投票は無いものの、各サイトの人気投票で「由比ヶ浜 結衣」が必ず1位を取っていたりしました。
これはもう本作品内の人気投票に留まらず、純粋なアニメキャラクターランキングですら一位を取る勢いだったりしますね。
「かぐや様は告らせたい」ではなんてったって「早坂愛」がダントツで人気高い傾向にあります。
「四宮かぐや」は投票サイト次第ですが、割と下位に追いやられることもしばしばあります。
何故メインヒロインより人気が出がち?
様々な考え方があると思いますが、サブヒロインの多くが積極的に主人公に迫ってくる所が一つのポイントかと思います。
時として健気なシーンがあったり、自分に気持ちが向いていなくても一途に想っていたり、昨今流行りの「愛すより愛されたい」と言う考えの人にはグッと来るものがあるような気がしています。
メインヒロインはゲームで例えるなら攻略対象で、主人公が一生懸命迫っていきます。
一昔前であれば恋は障壁がある方が燃えるような展開ではありますが、そういったのにどこか疲れている人や、そもそもガツガツしない草食系タイプには、やはり少し抵抗があるのかもしれませんね。
そしてもう一つのポイントが、メインヒロインは無難になりがちな点だと思います。
良くも悪くも冒険しない気がしています。
まぁ勿論、中にはぶっ飛んだメインヒロインも居たりしますが、それはかなり稀な気がします。
エロゲーでもメインヒロインはオナ池さんや、乳部タイラーさんのようにインパクトのある設定はあるものの、日常では何だかんだ言って割とまともなキャラクターの立ち位置です。
そういった冒険をしないキャラクター設定も、サブヒロインに人気の座を奪われる要因なのかもしれませんね。
如何でしたでしょうか?
皆様もメインヒロインよりもサブヒロインのほうが好き!なんてことありませんか?
恋愛ゲームでも何故この娘が攻略できないんだ~って嘆いたことありませんか?
皆様の好きなサブヒロインはどんな娘がいますか?
良かったらコメント欄もしくは、Twitterのりプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。