こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
皆様美少女ゲームライフは堪能していますでしょうか?
好きなブランドから中々新作が出ずにソワソワしたり、かたや別のブランドではどんどん新作が出たり、この業界は一つの作品を出すのにもそれなりに覚悟が必要になります。
一発当てると、なるべくそれをうまく活用するために、家庭用移植やグッズの販促などで収益を確保しますが、いずれどこかで頭打ちになります。
今回は様々な美少女ゲームメーカーの新作発売までの間隔を整理してみました。
半端なくブランド数を抱えているビジュアルアーツは今回省いております。。。
また全部紹介するのは記事の尺の関係上厳しかったので、ある程度絞った形でまとめてみました。
超忙しい人向けの3行記事
今回は無いよ~
まどそふと
今回記事に取り上げたメーカーの中では割りと新参者に入るまどそふとですね。
作品名が必ずカタカナになっているのが特徴的なブランドになります。
どういう経緯で立ち上がって、会社名は何なのか等、割と謎のベールに包まれております。
採用情報を見る限りだと、秋葉原から徒歩8分の所に位置するようですね。
基本的に巨乳のキャラクターが多く、作風はコメディ&エロスで、シリアスとはかなり無縁な存在になります。
そんなまどそふとの発売間隔は以下のようになっています。
平均で568日ぐらいでしょうか。
とは言え、後半から徐々に遅滞しており、恐らくは700日前後では無いでしょうか。
続編もしっかり作り込むこともあるので、それなりに期間を要する印象があります。
人気が高い作品は続編を作る感じでしょうか。
音声ASMRで小遣い稼ぎ
2021年2月頃より、既存の作品のキャラクターに絞ったASMR作品をコンスタンスに出すようになりました。
まどそふと生放送では次のASMR作品は何が来るかで盛り上がるのが、ちょっとした風物詩になっていましたね。
DLSiteダウンロードだけでなく、特典のタペストリーを付属した一般販売(まぁ中身はDLSiteからダウンロードですが)をしていることもあり、こちらは割りと上手く行っていそうな感じがします。
音声作品を出すことは嬉しい限りなんですが、アニメ化や新作が伸び伸びになるのは避けたいですね(笑
ゆずソフト
いよいよ来週新作が発売しますよね。
ゆずソフトとは言わずもがなと思いますが、スタジオメビウスに所属していたFamishin氏を誘って、むりりん氏、こぶいち氏、ろど氏を誘って立ち上げたブランドになります。
会社名は株式会社ユノスで、開発室は大阪市にあります。
ゆずソフトと言えば延期がないブランドとして定着しており、美少女ゲームメーカーのブランドの中でも王者に君臨していると行っても過言ではないブランドになります。
そんなゆずソフトの新作発売間隔は以下のようになっていました。
平均で約556日ぐらいでしょうか。
とは言え徐々に発売日の間隔は伸びてきており、おそらく600日ぐらいの間隔ではないでしょうか。
開発メンバーの高齢化がやや心配されますね。
天使☆騒々に至っては前作の2倍である期間を要していました。
しかし、これは少し誤解があり、2019年~2023年の間は、コロナの影響や、その他に様々な新しい取り組みにチャレンジしており、寄り道をしていた期間になります。
複数ブランド立ち上げ
2021年7月に「ゆずソフトSOUR」と言う全年齢対象向けの姉妹ブランドを立ち上げ、同日デビュー作となる「PARQUET」を発売しました。
作品の質は非常に良いようですが、今ひとつ話題性には欠けておりましたね。
安価版と言うのにも理由にあるかもしれない?
また、同時期にYSMRという音声ASMRブランドの立ち上げも行いました。
最初はコンスタンスに1~2ヶ月で発売しておりましたが、中盤鈍化していきましたね。
販売本数はDLSiteで2000~4000本ぐらいでしょうか?
これでも十分な本数ではありますが、やはりASMR界の王者である陽向葵ゅか氏とはやはり桁が1つ少ないでしょうか。
(まぁ価格が異なるので必ずしも同一比較できるものではありませんが…
SAGA PLANETS
今回記事に取り上げたメーカーの中では最古参になるSAGA PLANETS(サガプラネッツ)です。
昔のエロゲ業界は、作風に応じてブランドを変えるという文化が無かったこともあり、当初のサガプラの作品といえば凌辱系が中心で、2008年の「Coming×Humming!!」から恋愛作品に振り切る形になりました。
まぁ立ち上げ当初は方向性が決まっていなかったというのもありますけど、追っていたファンは多分かなり混乱したのでは無いでしょうか。
2019年にビジュアルアーツとパートナーブランドを解消したため、今回一つのブランドとして紹介しました。
会社名は何になるんでしょうね?
そんなサガプラの発売間隔は以下のようになっています。
平均で370日ぐらいでしょうか。
アンミツのアフターエピソードを除くと385日ぐらいですね。
元々公式から、一つの作品を制作するのに1年数ヶ月と発表していましたね。
苦労してきたブランド
決して他のブランドが苦労無かったわけではないですが、サガプラネッツも色々苦労してきたブランドだと思っています。
エロゲー全盛期時代は当時としては珍しいTSモノを扱った作品「恋愛CHU!」がヒットするものの、その他のヒット作に恵まれず苦労していた印象があります。
2007年にシナリオライターの新島夕氏が参加し、「聖炎天使エレアノール」で多くのプレイヤーの支持を獲得して、有名ブランドの地位を築くことが出来ましたね。
良くも悪くも本作を持って今までの作風であった凌辱系は最後となり、その後は恋愛系に全振りするようになりました。
苦労する中でもコンスタンスに作品を出してきたことが実を結んだ形になってそうですね。
ちなみにゆずソフトとは仲がよく、オフィスも近いことがあり、時折スタッフが派遣されたり合同キャンペーンを行うなど、協業関係にあるようです。
ぱれっと
ぱれっとはlightのサブブランド「Rateblack」のスタッフが独立して設立されたブランドで、会社名は株式会社クリアレーヴになります。
作風はブランド名の絵具のパレットのように色々なジャンルの作品を作りたいという由来の通り、ラブコメ、サスペンス、凌辱、泣きゲーなど様々なジャンルがあります。
同名でカタカナの「パレット」というブランドがあるのですが、本ブランドとは無関係になります。
そんなぱれっとの発売間隔は以下のようになっています。
平均420日ぐらいでしょうか。
しかし、2014年~2017年に極端に期間が開いていますが、その期間を省くと平均で385日ほどになります。
それにしても9nine新章の後のましろ色までの期間は少し長い印象がありますね。
コロナなどの影響が多少なりあったかもしれませんね。
途中多くのブランドが誕生した
前述で少し触れましたが、2014年~2017年に極端に期間が空いた時期がありますが、決して何も作品を作っていなかったわけではありません。
この時期は株式会社クリアレーヴから多くのブランドが誕生した時期になります。
元々存在していたPalette darkside、キャラメリア、スミレに加えて、
Lamia、バグシステム、娘娘、ぱれっとクオリア、SWEET&TEA、Recetteの6つのブランドが誕生しています。
作風を変えることでビジネスの柱を複数作ろうとしていたのかもしれませんね。
その中でもぱれっとクオリアのオトメドメインは、当時かなり話題となり、げっちゅ屋のキャラクターランキングでは、並み居る強豪ヒロインを抑えて、見事男子である湊くんが1位を獲得していましたよね。
少し話題がそれましたが、これら株式会社クリアレーヴの全ブランドを考慮すると、なんと196日というかなり短いスパンで作品を出していることが分かります。
まぁ直近は2年ぐらい期間が開いてますけどね。
ASa Project、HOOKSOFT、SMEE
最初はバラバラに紹介しようと思ったのですが、この3ブランドは色々切っても切れない関係なのでまとめて紹介することにしました。
Asa Projectと言えば何と言っても破天荒なシナリオで有名で、必ず何かやらかすと言うか、シリアスは基本投げ捨ててギャグに突っ走り、顔芸は最早伝統芸能のブランドかと思います。
そういう作風さ故に、ファンからの好みが非常に分かれるブランドではあります。
そしてHOOKSOFTと言えば何と言ってもお家騒動でしょうか。
デビュー作品である「雨あがりの猫たちへ」がそれなりに売れて良い立ち上がりをするものの、内部はうまく行っておらず解散の危機を瀕しながら持ち直しといった印象でしょうか。
作風は純愛がメインになり、内部は色々ゴタツイていますが、ユーザーとの繋がりは非常に大事にしており、なるべくユーザーが嫌う展開は無く、ユーザーの意見を取り入れているのが印象的です。
SMEEも似た作風で、イチャイチャ恋愛模様が特徴的になります。
そんな3ブランドの発売間隔は以下のようになっています。
Asa Projectは平均394日ほどですが、FD率が非常に高く、FDを除外すると587日ぐらいでしょうか。
HOOKSOFTは平均266日ほどですが、こちらもFDを除くと295日ぐらいになります。
SMEEは平均276日ほどですが、こちらもFDを除くと414日ぐらいになります。
3ブランドともにFD商法率が昨今かなり増えており、年に数回は本ブランド達はお目見えする形ではないでしょうか。
3ブランドを統合したロボプランニングだとすごい頻度
さすがに全部載せきれなかったんですが、3ブランドを統合したロボプランニングで見ると、なんと平均で111日毎に何かしら作品を発売しております。
年に3本は脅威ですね…
まぁFD商法な点は多少はあるものの、シンプルな新作で見てもかなり短いスパンで出しており、グッズ商法で戦う標準的な他のエロゲブランドと比べて真面目に?エロゲーを作っている印象はあります。
更に家庭用移植も加えると更に頻度は短いため、全部追いきれているファンが果たしてどこまでいるのか…
うまく製作工程を効率化することで、これだけの早いスパンでの開発が可能なのでしょうね。
CUFFSグループ
CUFFSと言えば元々株式会社エフアンドシー(F&C)から、2005年に独立して立ち上がったグループになります。
ビジュアルアーツ程ではないですが、兎に角ブランド数が多いのが特徴です。
しかもビジュアルアーツのようにフランチャイズ方式ではないですよね?
カントク氏、すいみゃ氏、ぱん氏と言った有名なイラストレーターを採用しており、ブランドごとの作風の特徴の差は実はあまり良くわからないですね…
シナリオライターで分けている感じでしょうか。
そんなCUFFSの発売間隔は以下のようになっています。
平均210日ぐらいでしょうか。
最近はCUBEが頑張っていると言った感じな気がします。
それにしてもFDなしにこの短いスパンはかなり凄いかと思います。
グッズと新作のバランスが良い
グッズに頼らずにひたすら新作を作り続けているのかと言うと、そういうわけでもなく、概ね3ヶ月に1度ぐらいの頻度でグッズ販売会みたいなのを自社のプラットフォームで行っています。
基本的にここでしか買えず、買いそびれると基本手に入らないため、注意が必要です。
次のグッズ販売会とかでキャンセル再販みたいなのに頼るしか無いですが、古い作品になるともう絶望的ですね。
このグッズのイラストが、ゲーム内ではありえないようなシチュエーションなのがまたそそります。
FDは作らないものの、こうしたグッズのイラストで妄想が膨らむのは非常に良いですね。
まとめ
6社ほど取り上げてみましたが、そろそろまとめに入りますね。
ランキングと言うほどでもないですが、短いスパンのブランドはどこかを整理したいと思います。
まずブランドに拘らない統括する企業単位で見ると、圧倒的に多かったのはロボプランニングの111日で、その次がクリアレーヴの196件になりました。
CUFSSが210日と惜しかったですね。
その次にブランド単体で見ると、一位がHOOKSOFTの265日、二位がSMEEの276日になりました。
仮にFDを除くと一位がHOOKSOFTの295日、二位はSAGA PLANETSの385日という結果になりました。
ぱれっとは途中別ブランドに浮気していなかったら、二位のSAGA PLANETSと並びましたね。
またCUFFSグループを一つのブランドとみなした場合210日なので、圧倒的な一位になっていましたね。
傾向で見てみるとやはり発売間隔が長いところほど、グッズに力を入れている印象が大きく、一発大きく当ててその後長く稼いでいくスタイルで、発売間隔が短いところはグッズは少し少なめな印象があります。
良し悪しは人に寄るかと思いますが、SAGA PLANETSやCUFFSは割りとバランスが良い印象に感じました。
如何でしたでしょうか?
他にも多くのブランドがありますが、全部を取り上げるわけにもいかなかったので、ある程度代表的なブランドに絞って取り上げてみました。
皆様はどのブランドがお好みでしょうか?
良かったらコメント欄もしくは、Twitterのりプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。