こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
最近あまり聞く機会が減ったような気がしますが、ボーイッシュな女の子って一昔前はよく聞いてましたよね。
最近はボーイッシュよりかマニッシュでしょうか?
今回はボーイッシュな女の子の魅力について語ってみました。
超忙しい人向けの3行記事
- ボーイッシュの定義は曖昧
- マニッシュとは男性っぽい服装でより女性らしさを駆り立てるもの
- 男性と女性ではボーイッシュに求めるものが違う
ボーイッシュとは
ボーイッシュとは服装、体型、髪型、性格、言葉遣いなどで、女子が男子のような見える様を指します。
英語では「boyish」になり、少年的、男らしいと言う意味の英単語になります。
類義語としては「おてんば」「男勝り」「跳ねっ返り」「じゃじゃ馬」などが挙げられるかと思います。
対義語としては女の子っぽいという「girlish(ガーリッシュ)」になります。
ガーリーなんて言われてたりしますよね。
ボーイッシュの定義は?
ボーイッシュの定義は大変難しいです。
かなり曖昧な定義になりますが「男の子のような女の子」になると思います。
海外では本来性別関わらず使われますが、日本ではほぼ100%女性に使われる言葉になります。
そのため男性器を装着している「ふたなり」とは明確に分けられます。
服装
服装は、軽めで着飾らず、装飾が少なくて、スポーティで機動力のある格好が多いかと思います。
下半身はほとんどが「ジーンズ」「パンツ」「短パン」「半ズボン(ホットパンツ除く)」が大半を占めています。
スカートを履いている女性に対して、ボーイッシュという言葉を使うことはほぼ皆無かと思います。
体型
グラマーな女性でありがちな、「ボン・キュッ・ボン」はかなり少ない傾向にあります。
貧乳とまでは言いませんが、慎ましやかな乳が多く、仮に巨乳であったとしてもスポーツブラであったり、サラシを巻くことで女性要素を削ることでボーイッシュ属性を出しているかと思います。
お尻もプリケツと言いますか、小ぶりなお尻が多く、比較的スレンダーな体型が多いでしょうか。
髪型
髪型は圧倒的にショートヘアが多い傾向にあります。
しかし、仮にロングであったとしてもポニーテールにすることでボーイッシュ属性を醸し出していたりします。
また帽子などを用いて男の子っぽく振る舞う子もいたりしますね。
性格
性格は少年的と言うよりかは、「元気一杯」、「男勝り」、「猪突猛進タイプ」といった要素が強いような気がします。
そのため、スポーツ、ダンス、格闘技と言った体を動かす系の特技が得意だったりします。
一方で少女趣味は一切持ち合わせて居ない傾向ですが、実は内面で持っていて「自分らしくない」と言って隠しているギャップ萌えなんかもあったりしますね。
言葉遣い
一人称は「わたし」「ボク」が多く、「あたし」と言った女の子を醸し出す一人称はあまり無いかと思います。
ボーイッシュを前面に押し出す際は敢えて「ボク」にすることで、ボクっ娘を売りにする場合もありますね。
またボーイッシュとは少し方向性はズレますが、「俺」という一人称を使用する場合もあります。
マニッシュとボーイッシュの違いは?
「マニッシュ」とは一体何?と思う人もいるかもしれません。
マニッシュは英語で「mannish」と呼び、「男性のような」と言う意味になります。
フランス語ではマスキュリン(masculine)と呼び、こちらも同様に「男性のような」と言う意味になります。
少し脱線しましたが、マニッシュとはファッションで女性が男性的な装いをするスタイルを指します。
テーラードジャケット、スーツ、パンツスタイルが代表的になります。
女性が男性的なアイテムを装備することで、アンバランスな美しさを生み、より女性らしさを際立たせる効果があります。
そのため「ボーイッシュ」は少年っぽさを演出する女性を指し、マニッシュとは男性的なファッションで女性らしさをより一層駆り立てるスタイルになります。
コケティッシュはボーイッシュの対義語ではない
冒頭でガーリッシュ(ガーリー)が対義語と説明しましたが、コケティッシュはどうなのか?と思った方もいるかもしれません。
コケティッシュとは解釈としては「男好きのする」「男を引き付けて惑わせる」と言う意味になります。
語源はフランスのオンドリで、「鶏のようにもったいぶった色気のある」といった比喩表現として、女性だけでなく男性にも使われていた言葉になります。
色っぽさやもったいぶった仕草が女性らしいことから、徐々に女性のみに使われるようになったそうです。
改めてコケティッシュを一言で説明すると「色気がある」と言う意味になり、必ずしもエロではなく、勿体ぶった色気になります。
類義語は「セクシー」や「艶っぽい」になりますが、コケティッシュは必ずしも褒め言葉にならないので注意が必要です。
ここで話を戻すと、ボーイッシュは少年っぽさを表す言葉になるため、その対義語として色気ムンムンな女性はやや対義語としては違和感があるため、ボーイッシュの対義語としては相応しくないというわけです。
ボーイッシュ属性に求められるもの
ボーイッシュ属性が好きかどうかを聞くと、実はそんなに多くの人に推されている属性ではありません。
しかし、実は無意識に多くの人に推されている属性だと思っています。
まず、男性と女性で求めるものが違っていて、女性は「中性的(≒イケメン)」な部分に惹かれるのに対して、男性は「ギャップ萌え」な部分に惹かれる傾向が多いように感じます。
女性目線
女性目線のボーイッシュは少年っぽさというよりかは、女子校で人気が高いイケメン系になるかと思います。
やや「百合」的な要素が強いですね。
髪型はショートカットで高身長、服装もマニッシュで男に間違えられがちでなんだかんだで「たらし」な一面が印象的です。
自分が似合う服装を選んでいるだけなので、当然スカートを履く場合もあります。
特に男のスタイルを意識しているわけではないので、一人称も「私」になります。
男性目線
男性目線のボーイッシュはギャップ萌えで、恐らくですが、終始ボーイッシュで完結する作品・キャラクターがあれば、殆どの人が興味を示すこと無く終わると思います。
以下例になりますが、
幼い頃から男友達感覚で共に過ごしてきた幼馴染が、中学高校に上がった頃から急に女の子らしくなった…
幼い頃、男の幼馴染と思っていたら、何年か経って再開すると美少女になっていた…
普段おてんば娘なのに、ふとパーティの時にドレスアップしたらめちゃくちゃ綺麗だった…
跳ねっ返りでツンツンしている子が、花火大会で浴衣姿になったらめちゃくちゃ可愛かった…
スポーツ万能でいつも強気の女の子が、大会で負けて涙流している姿が愛おしく…
なんかラノベのタイトルに出来そうですね。
このようにボーイッシュな女の子が、突如女の子っぽさを醸し出すと今までのボーイッシュをひっくり返し、可愛く見えてしまうギャップ萌え現象が起こります。
VTuberの「大空スバル」がまさにこの手法で多くの視聴者を魅了しているかと思います。
たまに女の子っぽさを醸し出すことで「メスバル」なんて呼ばれたりもしますよね。
ボーイッシュは男の娘へ進化した?
80~90年代の漫画やアニメは、ボーイッシュな女の子が活躍する作品が非常に多かったと感じています。
しかし、最近の女性ヒロインを見るとカッコいい女性はいるものの、少年らしさのあるヒロインは少なく感じます。
女性の魅力をふんだんに醸し出したり、可愛らしさを前面に出したヒロインが多いように感じます。
体型も貧乳キャラクターは一部のロリを除いて、巨乳が多数締め尽くしているようになっています。
その代わり2000年からは男の娘のブームが始まったと思います。
すっごい可愛くて女の子っぽいけど実は男…と言うギャップ萌えの方が、ボーイッシュの女の子よりギャップの振り幅が大きかったせいか、ニーズが男の娘の方に集まったように感じています。
今後のボーイッシュ
今後のボーイッシュは正直あまり伸びないと思っています。
伸びないというよりかは、男の娘の方にシフトしたと言ったほうが正しいかもしれません。
勿論エロゲーや同人ASMRとかで、メス堕ち的な意味ではまだまだ需要はあるかもしれませんが、一般作品でセンターヒロインを飾るほどの人気は難しいと思います。
もしボーイッシュなヒロインを押し出す場合は、何かしらのスパイスを加えないといけないかもしれませんね。
如何でしたでしょうか?
最近はあまりボーイッシュって言葉は使わなくなりましたよね。
ちなみに貧乳の事を胸もボーイッシュと呼ぶらしいですよ。
皆様が好きなボーイッシュなキャラクターやヒロインは誰になりますか?
良かったらコメント欄かTwitterのリプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。