こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
褐色肌と聞くと皆様はどんなキャラクターをイメージしますか?
元気活発?健康優良児?
今回は「おさげ」「そばかす」「眼鏡っ娘」「褐色肌」「緑髪」と言った不人気属性の5本の指で入るであろう褐色肌について執筆してみました。
メガネっ娘の記事は以前こちらでも執筆しましたね。
参考:
超忙しい人向けの3行記事
- 褐色肌は貧乳か巨乳の二択に分かれがち
- 褐色肌は中々覇権を取れない
- 褐色肌は時々ブームが来る
褐色肌とは
褐色肌とは読んで字の如くキャラクターの肌が褐色であることを指し、人種・種族に指定は無いものになります。
しかし、実際には其の定義は曖昧で、白肌に多少色付いた程度のものから麦茶色まで幅広く、また日焼け後に関してはかなり意見が分かれるポイントかと思います。
その為一言に褐色肌と言っても、萌え属性としては多種多様な派閥が存在するかと思います。
ちなみに類義語として小麦肌で、対義語は白肌や色白になります。
健康肌は褐色肌と言うよりかは、日焼けしていない状態でも少し色の付いた肌という認識でしょうか。
黒肌は読んで字の如く完全に黒の状態で、灰色肌、青肌、赤肌は創作物上の肌になります。
褐色肌の種類
褐色肌の種類として大きく分けて2種類あります。
それは先天性なのか後天性なのかです。
先天性は生まれつき肌の色が褐色である場合で、主にキャラクターの人種としては東南アジアや先住民が多いかと思います。
一方後天性は日焼けによるものであるので、人種や種族は分け隔てること無く存在します。
褐色肌の理由
肌の色は基本肌に含まれる色素のメラニンの量によって決定されます。
もっと細かく言うとユーメラニン(茶色から黒)とフェオメラニン(赤)の2つのメラニンが肌色を決める要素となっています。
日焼けはこのメラニンが太陽光などに含まれる紫外線を受けて沈着します。
先天性は遺伝的なものでありますが、必ずしも赤道付近で生活する先住民が皆褐色肌というわけではなく、例えばアメリカ先住民は赤道域でも黒褐色になっておらず、アボリジニは比較的中緯度ですが皮膚色は薄くなっていません。
ただ、少なくても居住地域の環境に影響を受けることは確かのようです。
二次元における褐色肌のキャラクターイメージ
一般作における褐色肌のキャラクターは、やはり何と言っても元気いっぱいな健康優良児が一般的かと思います。
幸が薄そうなキャラクターや、不健康そうなキャラクターに採用されることはほぼ無いように感じます。
エロゲなどではやはり一昔前にコギャルが流行ったこともあり、エロへの興味関心の高いギャル系のキャラクターが多いイメージです。
最近はギャルが実は家庭的だった…的なギャップ萌えもありますよね。
髪色は金髪や銀髪が多く、時折紫もいるかと思います。
そもそも褐色(茶色)はオレンジを暗くした色に近いため、オレンジと同じ色相になるため、オレンジとの組み合わせはほぼ無いですよね。
水色、緑よりの青、また紫系は色相環で反対側にある色に当たるので、服装などもこの色の組み合わせが多いかと思います。
乳は何故か大きいか小さいかの2極化している気がしています。(気のせい?
恐らく小さい方は元気活発で、大きい方は健康優良児のイメージから発育面に現れているのかもしれませんね。
日本における好まれる肌の色の歴史
日本では元来「白い肌」が好まれる傾向があります。
それこそ遡ること飛鳥・奈良時代では中国から白粉が伝わり、この白粉を塗った白い肌は貴族のステータスになっていました。
鎌倉時代でも武士の階級に白粉が普及し、江戸時代では庶民の間にも普及しておりました。
明治時代になると西洋美容の影響で、素肌に近い自然な白の白粉が登場し始めます。
大正時代からは職業婦人が登場し始めて、化粧が社会に出るマナーになります。
昭和中期当たりからカラー映画の影響でピンク色の肌が人気になり、1960年に一時褐色肌が脚光を浴びる時期が訪れます。
しかし、やはり美白ブームもあり、白い肌の嗜好は継続しておりました。
1995年頃に元歌手の安室奈美恵氏の登場で、再び褐色肌が注目されます。
この頃、コギャルと言った褐色肌(ガングロ)に民族メイクを施した種族が登場し始めます。
進化系としてゴングロギャルなんてものも登場していましたよね。
しかしこの頃の褐色肌のブームは主に若い一部の女性のみ流行っていただけ、一般的には流行ってはおらず、やはり美白を求める人達は多かったかと思います。
実際、その当時日本人に行った調査結果では「苦手である」と言う人が多数存在したようです。
オタクにはあまり褐色肌は流行らない?
5大不人気属性の一つである褐色肌ですが、「メガネっ娘」同様、一定数には支持されている現状はあります。
ただ、覇権を取るのは難しく、ラブコメや美少女ゲーム、ギャルゲーではヒロインのうちの一人いるかいないかの現状で、センターを飾ることはなく、下手すると人気最下位になりかねないのが現状です。
また先天性の褐色キャラクターは更に減り、どちらかというか攻略対象のキャラクターというよりかは、シリアスな作品で物語のキーとなるような位置づけの役割が映えるような気がします。
そんな中でもふしぎの海のナディアの「ナディア」は1990年、1991年のアニメディアが主催するアニメグランプリでは女性キャラクター部門で2年連続1位を取るという快挙を成し遂げています。
同年代ではらんま1/2などの強豪がいる中、大健闘ですよね。
後にも先にもこの頃が、一番褐色肌が注目されていた時期のように感じます。
褐色肌は何故流行らない?
多分多くの人が感じていると思いますが、「嫌いではない」と言う感想を抱いている人が多い気がします。
しかし、女性キャラクターと男性キャラクターで状況はやや異なっており、男性キャラクターの褐色肌は女性キャラクターほど不人気にはならず、支持されているかと思います。
男性と女性で感性が異なるのか?と言うとそうでもなく、女子向け作品であるプリキュアで褐色キャラクターの天宮えれなも、やはりあまり人気が出ていないように思えます。
褐色肌のVTuber葉山舞鈴氏が、気が付いたら美白化して先日話題になりましたよね。
闇堕ちを機に褐色肌に変化する演出は、物語を面白くするスパイスにはなりますが、やはり日本人は元来より「白が美しい」とする文化がずっと続いていたこともあり、そう簡単に遺伝子に刻まれた好みは変わるものでは無いのかもしれませんね。
褐色キャラクターの今後
歴史から見るように、褐色キャラクターは時折ブームが訪れます。
昨年辺りから褐色キャラクターが登場する作品が増えていて、ちょっとしたブームになっていますよね。
恐らく一定期間過ぎればブームはさり、また注目される時期は来るかと思います。
また、元々褐色キャラクターは特に嫌われていることもなく、一定層からは支持が得られているため、物語のちょっとしたスパイスとして、褐色キャラクターは十分活躍するかと思います。
ただ、色の具合によるところがあり、黒に近い色は余程キャラクターのインパクトを工夫しないと空気化してしまうので注意が必要でしょうね。
褐色キャラクターと言えば健康優良児なキャラクターが一般的ですが、ここを覆す革新的なキャラクターが求められいるのかもしれませんね。
如何でしたでしょうか?
不人気属性と言われつつも、一定層からは愛され、歴史から見ても周期的にブームが訪れてくる褐色肌キャラクターについて語ってみました。
皆様はどの褐色キャラクターが好きですか?
良かったらコメント欄、もしくはTwitterのリプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。