今一つ認知度が低いTSFについて語ってみた


同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite
109_01_タイトル

こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。

ブログ開設初期の頃、「男の娘」のテーマについて執筆させてもらいましたが、この「男の娘」と言うのはすごくテーマとしては大きく、以前は語りきれなかった部分も多かったので、今回は「TSF」のテーマに扱ってみることにしました。


度々「男の娘」や「女体化」と混同されがちな「TSF」ですが、今回の記事は言葉の定義や種類について説明してみました。

TS関連の言葉として「TS百合」「集団TSF」「強制TS」については、尺が長くなりそうなので、割愛しております。

超忙しい人向けの3行記事
  • TSFとは何らかの理由で後天的に性別が入れ替わること
  • 精神まで女性に変わるのTSFを精神女性化と呼ぶ
  • 男の娘とTSFを一緒にすると揉めやすい?



TSFとは

109_02_TSFとは

TSFとは「transsexual fiction」または「transsexual fantasy」の略で、英語圏では「transgender fiction」ということでTGと言う略称で呼ばれていたりします。

意味としては異性への性転換を扱うフィクション及びジャンルとなり、何らかの理由で後天的に性別が変化することを指します。

ややこしいですが「TS」は性転換であり、「TSF」は後天的に性転換するフィクションや創作物になります。

そのため、「男→女」のイメージは強いかもしれませんが「女→男」と言うケースもTSFと呼ばれていたりします。

女体化と何が違うの?

109_03_女体化との違い

TSFで一番誤解が生じやすいのが「女体化」かと思います。

女体化との根本的な違いとしては、前述でも軽く説明しましたが、TSFは後天的であり、女体化は先天的になります。

先天的とは一体何?と疑問に感じるかもしれませんが、萌え擬人化をイメージすると分かりやすいかもしれません。

歴史上の人物で戦国武将や三国志の武将が、「女性キャラクター」としてフィクションの作品に登場すると言った、本来「男」として一般的に認識されている人物が女性化して登場したり、そもそも生物としての概念が無いような土地や物を擬人化した際に、女性化して萌える楽しみ方になっています。

「女体化」を語りだしたら一本の記事が書けそうな気がするのでここまでにしておきますが、このように本来女性ではないキャラクターや物を、女性のキャラクターとして登場させるのを「女体化」で、本来「男」または「女」だったキャラクターが何らかの理由で性転換するのが「TSF」になります。

精神女性化はTSF?

109_04_精神女性化

TSFの拡張されたジャンルとも言われておりますが、女体化、入れ替わり、憑依などの肉体の性別変化と異なり、精神の変化にも着目されたジャンルになります。

肉体が男のまま精神が女性になるであったり、女体化された際に一緒に精神も女性化する場合であったり、精神は元の性別のはずが、性的行為をされることで女性の体に虜になってしまう(メス堕ちと呼ばれたりもする)など、様々になります。

最後のパターンは主にアダルト作品に多いでしょうか。

TSFでは精神は元の性別であることが一般的であるため、しばしばTSFとは別ジャンルと扱われることがあります。

その他の物議を醸すネタ

ふたなり
109_05_01_物議_ふたなり

こちらは生物学的に雌雄同体なため、TSFではなくあくまでも「ふたなり」と言う別ジャンルで良いかと思います。

男装、女装
109_05_02_物議_男装

男装と女装は肉体が性転換するわけではないので、これはTSFとは呼びません。

男の娘
109_05_03_物議_男の娘

ここがかなり物議を醸すポイントになるかと思います。

肉体が性転換するわけではないので、基本TSFと呼ばない認識で間違いないと思いますが、らんま1/2やボクガールのように後天的な性転換を時折「男の娘」と呼ぶ場合があります。

ですが、本来はこの二者のように、後天的に性転換するものは「TSF」が正しいのかもしれませんね。

ただ、最近ではこのようなケースを「後天的女体化」と呼ぶ場合もあります。

前提が覆ってややこしいですよね・・・

性転換手術
109_05_04_物議_性転換手術02

こちらは手術によって性転換しているのでTSFのようですが、現実世界の「TS」なのか「TSF」なのかによって変わってきます。

ようは現実世界のように限りなく異性に近づける性別適合手術の場合は、「TSF」とは呼ばず、未来や異世界で現代医学を超越するような技術で、完全な性転換手術の場合「TSF」になるかと思います。

体質
109_05_05_物議_体質

特定の条件下で異性に変化出来る、生まれ持った体質をTSFかどうかは判断が難しいところかと思います。

こちらは一番TSFなのかどうかで衝突するポイントですね。

後天的であればTSFで良いかと思いますが、先天的であれば意見が分かれるポイントかと思います。

着ぐるみ系
109_05_06_物議_きぐるみ

皮モノとも呼ばれていたりしますが、他の人間そっくりに作られた皮を着用して性別を変えるパターンになりますが、こちらも人によって解釈が異なるかと思います。

性別が実際に変わっているわけではないので、私の解釈としてもTSFとは違うかなと思っています。

TSFの分類について

変身
109_06_01_分類_変身

これが最も多いかと思います。

変身するきっかけは様々なで、何らかの魔法や呪いであったり、何らかの薬品によって性転換してしまうものになります。

ただ、格闘ゲームのヴァンパイアに出てくるデミトリの必殺技で、相手を一時的に女体化させる変化については、TSFのジャンルからは外れてくるようですね。

109_06_01_分類_変身2

またこの変身には可逆、不可逆の2つのパターンが存在し、ようは男女を行き来できるケースと、逆に戻れないケースがあります。

更に男女行き来できるケースでも自身ではコントロールできず、他者の支配されているケースもあったりします。

入れ替わり
109_06_02_分類_入れ替わり

ぶつかった衝撃など何らかのアクシデントを伴い、男女で精神が入れ替わる現象ですね。

これもかなり多いかと思います。

二次元の作品だけでなく、ドラマとかでもよくありましたよね。

基本は入れ替わっていることは伏せられているのが一般的ですが、稀に公表するパターンもあったりします。

憑依
109_06_03_分類_憑依

「男の娘」とよく混同されがちですが、TSFのジャンルとして比較的多いタイプかと思います。

何らかのアクシデントで自身の魂が抜け、他者(異性)の体に入った状態になります。

元の体の持ち主の意識が保たれている精神同居のケースもあったりしますね。

転生または生まれ変わり
109_06_04_分類_転生

今最もブームを迎えているパターンかと思います。

現実世界で何らかの不幸で死んだ後に、異世界に転生し、その際に異性になっているパターンですね。

生まれ変わりは割と古い作品で見かけたりしますね。

手術
109_06_05_分類_手術

前述でも軽く説明しましたが、現実に存在する「性別適合手術」ではなく、現代医学を超越した完全なる「性転換手術」のパターンになります。

未来人や宇宙人による超科学技術により、完全に性転換し、性器すらも完全に再現してしまっている状態になります。

ちなみにそんなに数は多くありませんが、同じように超科学技術により脳を別の人間の体や、アンドロイドに移植するパターンも該当するかと思います。

病気
109_06_06_分類_病気

現実に存在する疾患として、性分化疾患と言って出生時の外性器異常(性別判定困難)や思春期発来異常で、遺伝的性別が一致していない難病で、フィクションでは見た目が男性であるが実は女性であるようなパターンです。

その他にも未知の感染症で性別が変化してしまうといったパターンもありますね。

現実改変
109_06_07_分類_現実改変

何かしらの不思議な力で現実の設定を変えてしまう「現実改変」と言うタイプもあります。

これはパラレルワールド的な物語でもよく使われる手法かと思います。

作品例はかなり限定されますが、転生や転移と少し似ていますが、元いた世界で同じ時間軸で性別が変換されるため、少し特殊なケースになります。

更に本ケースは何らかの理由で「違う異性の記憶」を所持している、いわゆる思い込みというケースもあったりします。

その為、男の娘なのかTSFなのか意見が分かれる事があるかと思います。

TSFのジャンルについて

109_07_TSFのジャンルについて

「男の娘」や「ふたなり」に比べるとまだあまり知名度は獲得できていないのが現状かと思います。

しかし、歴史としては古く、創作物としては古代ローマ神話や北欧神話までに遡りました。

言葉自体も古いですが、一般的に世の中に広まった言葉としては「男の娘」が先であるため、「男の娘」の定義と混濁し、しばしば揉める要因かと思います。

また商業作品に置いてもTSFは「男の娘」に比べるとやはり少ない印象になります。

まぁここが定義の混濁を引き起こしやすい要因かと思いますけどね。

ただTSFに拘りを求める愛好者も多く、これからも「男の娘」と混同されることはあるものの、伸びていくジャンルかと思っています。



如何でしたでしょうか。

巷では定義が曖昧なことがあるため、改めて整理してみましたが、文章能力が無いのでなんだか取り留めの無い記事になってしまいましたね。

まぁ全部引っくるめて「男の娘」でも良いような気がしますが、怒る人は怒るので気を付けないとですね。

「男の娘」と「TSF」を記事にしたので、近しいジャンルである「女体化」「ふたなり」もいつか別の記事で紹介したいと思います。

皆様はTSFの作品は何がお好きですか?

良かったらコメント欄、もしくはTwitterのリプ欄で教えて下さいね。

ご清覧ありがとうございました。

[ 2022/07/30 19:25 ] 雑学 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
最新記事
「萌え」とはそもそも何か 2023/11/25
【再掲】【修正】萌えログ(一時)更新停止のお知らせ 2023/10/07
2023年夏アニメの入浴シーンをまとめてみた 2023/09/30
驚異的な成長を遂げているASMRについて語ってみた 2023/09/23
2023年秋アニメ皆様は何を見ますか? 2023/09/16
近年急成長してきたメスガキについて語ってみた 2023/09/09
百合とレズの混濁を歴史の紐解きながら語ってみた 2023/09/02
昨今急激に注目されている太ももについて語ってみた 2023/08/26
2023年夏アニメ中間報告 2023/08/12
第4話アニメ制作会社の話 ~各会社の紹介~ 2023/08/05
萌え系単発記事
男子の夢のメイドについて語ってみた 2023/05/27
男性の夢であるハーレムアニメについて語ってみました 2023/03/18
漢の浪漫?裸○○シリーズについて語ってみた 2023/02/25
不思議な魅力のダウナー系女子について語ってみた 2022/12/03
可愛ければ良し!女体化について語ってみた 2022/11/19
愛すべきアホの子について語ってみた 2022/11/05
年上ヒロインはお好きですか? 2022/10/22
ボーイッシュな女の子は好きですか? 2022/10/15
理不尽に脱がされるお色気担当について語ってみた 2022/09/17
健康優良児?褐色肌キャラクターについて語ってみた 2022/09/10
混ざりたい?見守りたい?百合について語ってみた 2022/08/06
今一つ認知度が低いTSFについて語ってみた 2022/07/30
アナタは足フェチ?それとも脚フェチ?生足の魅力について語ってみた 2022/07/23
ヒップについてアレコレ語ってみた 2022/07/16
みんなに愛されているラブコメの歴史を振り返ってみた 2022/07/09
バブみたいママ属性ヒロインについて語ってみた 2022/07/02
どの目が好き?感情表現に伴う目の表現方法について語ってみた 2022/06/25
思わず押したくなる「へそ」の魅力について語ってみた 2022/06/18
寝取られ?寝取り?今流行のNTRについて語ってみた 2022/06/11
神秘な領域パンチラについて語ってみた 2022/05/14
愛情の印のキスについて語ってみました 2022/02/12
実家のような安心感の幼馴染ヒロインについて語ってみた 2021/11/27
千と乳首の神隠し!見えそうで見えないアニメの入浴シーンについて語ってみた 2021/11/20
小さい女の子と大きい男の子に愛されているヒロイン変身シーンについて語ってみた 2021/10/30
おっさんホイホイ?ブルマーの誕生から消滅、そして転生までの軌跡を追ってみた 2021/10/09
ジト目について語ってみた 2021/09/25
可愛さ抜群!!ツインテールについて語ってみました 2021/08/28
アホ毛が本体?アホ毛キャラクターについて語ってみた 2021/07/15
知的?罵られたい?眼鏡っ娘キャラクターについて語ってみました 2021/07/04
クール&ビューティ男装女子について語ってみました 2021/06/20
モフモフを堪能するケモミミについて語ってみた 2021/06/15
みんな噛まれたい八重歯キャラクターの魅力について 2021/06/06
絶対領域について語ってみた 2021/05/23
オッドアイについて語ってみた 2021/05/16
デレシリーズ完結編 2021/05/13
クーデレを知りたいですって?いいわ、いくらでも教えてあげる 2021/05/01
ヤンデレを知りたい?フフフ・・・いいわ、教えてあげる 2021/04/20
ツンデレを知りたい?バッカじゃないの!仕方ないわね、良いから聞きなさい! 2021/04/17
みんな追いたくなるポニーテールについて語ってみた 2021/04/10
みんな大好き縞パンについて語ってみました 2021/03/09
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: