こんばんわ
萌えログ管理人のらすくです。
ブログ開設初期の頃、「男の娘」のテーマについて執筆させてもらいましたが、この「男の娘」と言うのはすごくテーマとしては大きく、以前は語りきれなかった部分も多かったので、今回は「TSF」のテーマに扱ってみることにしました。
度々「男の娘」や「女体化」と混同されがちな「TSF」ですが、今回の記事は言葉の定義や種類について説明してみました。
TS関連の言葉として「TS百合」「集団TSF」「強制TS」については、尺が長くなりそうなので、割愛しております。
超忙しい人向けの3行記事
- TSFとは何らかの理由で後天的に性別が入れ替わること
- 精神まで女性に変わるのTSFを精神女性化と呼ぶ
- 男の娘とTSFを一緒にすると揉めやすい?
TSFとは
TSFとは「transsexual fiction」または「transsexual fantasy」の略で、英語圏では「transgender fiction」ということでTGと言う略称で呼ばれていたりします。
意味としては異性への性転換を扱うフィクション及びジャンルとなり、何らかの理由で後天的に性別が変化することを指します。
ややこしいですが「TS」は性転換であり、「TSF」は後天的に性転換するフィクションや創作物になります。
そのため、「男→女」のイメージは強いかもしれませんが「女→男」と言うケースもTSFと呼ばれていたりします。
女体化と何が違うの?
TSFで一番誤解が生じやすいのが「女体化」かと思います。
女体化との根本的な違いとしては、前述でも軽く説明しましたが、TSFは後天的であり、女体化は先天的になります。
先天的とは一体何?と疑問に感じるかもしれませんが、萌え擬人化をイメージすると分かりやすいかもしれません。
歴史上の人物で戦国武将や三国志の武将が、「女性キャラクター」としてフィクションの作品に登場すると言った、本来「男」として一般的に認識されている人物が女性化して登場したり、そもそも生物としての概念が無いような土地や物を擬人化した際に、女性化して萌える楽しみ方になっています。
「女体化」を語りだしたら一本の記事が書けそうな気がするのでここまでにしておきますが、このように本来女性ではないキャラクターや物を、女性のキャラクターとして登場させるのを「女体化」で、本来「男」または「女」だったキャラクターが何らかの理由で性転換するのが「TSF」になります。
精神女性化はTSF?
TSFの拡張されたジャンルとも言われておりますが、女体化、入れ替わり、憑依などの肉体の性別変化と異なり、精神の変化にも着目されたジャンルになります。
肉体が男のまま精神が女性になるであったり、女体化された際に一緒に精神も女性化する場合であったり、精神は元の性別のはずが、性的行為をされることで女性の体に虜になってしまう(メス堕ちと呼ばれたりもする)など、様々になります。
最後のパターンは主にアダルト作品に多いでしょうか。
TSFでは精神は元の性別であることが一般的であるため、しばしばTSFとは別ジャンルと扱われることがあります。
その他の物議を醸すネタ
ふたなり
こちらは生物学的に雌雄同体なため、TSFではなくあくまでも「ふたなり」と言う別ジャンルで良いかと思います。
男装、女装
男装と女装は肉体が性転換するわけではないので、これはTSFとは呼びません。
男の娘
ここがかなり物議を醸すポイントになるかと思います。
肉体が性転換するわけではないので、基本TSFと呼ばない認識で間違いないと思いますが、らんま1/2やボクガールのように後天的な性転換を時折「男の娘」と呼ぶ場合があります。
ですが、本来はこの二者のように、後天的に性転換するものは「TSF」が正しいのかもしれませんね。
ただ、最近ではこのようなケースを「後天的女体化」と呼ぶ場合もあります。
前提が覆ってややこしいですよね・・・
性転換手術
こちらは手術によって性転換しているのでTSFのようですが、現実世界の「TS」なのか「TSF」なのかによって変わってきます。
ようは現実世界のように限りなく異性に近づける性別適合手術の場合は、「TSF」とは呼ばず、未来や異世界で現代医学を超越するような技術で、完全な性転換手術の場合「TSF」になるかと思います。
体質
特定の条件下で異性に変化出来る、生まれ持った体質をTSFかどうかは判断が難しいところかと思います。
こちらは一番TSFなのかどうかで衝突するポイントですね。
後天的であればTSFで良いかと思いますが、先天的であれば意見が分かれるポイントかと思います。
着ぐるみ系
皮モノとも呼ばれていたりしますが、他の人間そっくりに作られた皮を着用して性別を変えるパターンになりますが、こちらも人によって解釈が異なるかと思います。
性別が実際に変わっているわけではないので、私の解釈としてもTSFとは違うかなと思っています。
TSFの分類について
変身
これが最も多いかと思います。
変身するきっかけは様々なで、何らかの魔法や呪いであったり、何らかの薬品によって性転換してしまうものになります。
ただ、格闘ゲームのヴァンパイアに出てくるデミトリの必殺技で、相手を一時的に女体化させる変化については、TSFのジャンルからは外れてくるようですね。
またこの変身には可逆、不可逆の2つのパターンが存在し、ようは男女を行き来できるケースと、逆に戻れないケースがあります。
更に男女行き来できるケースでも自身ではコントロールできず、他者の支配されているケースもあったりします。
入れ替わり
ぶつかった衝撃など何らかのアクシデントを伴い、男女で精神が入れ替わる現象ですね。
これもかなり多いかと思います。
二次元の作品だけでなく、ドラマとかでもよくありましたよね。
基本は入れ替わっていることは伏せられているのが一般的ですが、稀に公表するパターンもあったりします。
憑依
「男の娘」とよく混同されがちですが、TSFのジャンルとして比較的多いタイプかと思います。
何らかのアクシデントで自身の魂が抜け、他者(異性)の体に入った状態になります。
元の体の持ち主の意識が保たれている精神同居のケースもあったりしますね。
転生または生まれ変わり
今最もブームを迎えているパターンかと思います。
現実世界で何らかの不幸で死んだ後に、異世界に転生し、その際に異性になっているパターンですね。
生まれ変わりは割と古い作品で見かけたりしますね。
手術
前述でも軽く説明しましたが、現実に存在する「性別適合手術」ではなく、現代医学を超越した完全なる「性転換手術」のパターンになります。
未来人や宇宙人による超科学技術により、完全に性転換し、性器すらも完全に再現してしまっている状態になります。
ちなみにそんなに数は多くありませんが、同じように超科学技術により脳を別の人間の体や、アンドロイドに移植するパターンも該当するかと思います。
病気
現実に存在する疾患として、性分化疾患と言って出生時の外性器異常(性別判定困難)や思春期発来異常で、遺伝的性別が一致していない難病で、フィクションでは見た目が男性であるが実は女性であるようなパターンです。
その他にも未知の感染症で性別が変化してしまうといったパターンもありますね。
現実改変
何かしらの不思議な力で現実の設定を変えてしまう「現実改変」と言うタイプもあります。
これはパラレルワールド的な物語でもよく使われる手法かと思います。
作品例はかなり限定されますが、転生や転移と少し似ていますが、元いた世界で同じ時間軸で性別が変換されるため、少し特殊なケースになります。
更に本ケースは何らかの理由で「違う異性の記憶」を所持している、いわゆる思い込みというケースもあったりします。
その為、男の娘なのかTSFなのか意見が分かれる事があるかと思います。
TSFのジャンルについて
「男の娘」や「ふたなり」に比べるとまだあまり知名度は獲得できていないのが現状かと思います。
しかし、歴史としては古く、創作物としては古代ローマ神話や北欧神話までに遡りました。
言葉自体も古いですが、一般的に世の中に広まった言葉としては「男の娘」が先であるため、「男の娘」の定義と混濁し、しばしば揉める要因かと思います。
また商業作品に置いてもTSFは「男の娘」に比べるとやはり少ない印象になります。
まぁここが定義の混濁を引き起こしやすい要因かと思いますけどね。
ただTSFに拘りを求める愛好者も多く、これからも「男の娘」と混同されることはあるものの、伸びていくジャンルかと思っています。
如何でしたでしょうか。
巷では定義が曖昧なことがあるため、改めて整理してみましたが、文章能力が無いのでなんだか取り留めの無い記事になってしまいましたね。
まぁ全部引っくるめて「男の娘」でも良いような気がしますが、怒る人は怒るので気を付けないとですね。
「男の娘」と「TSF」を記事にしたので、近しいジャンルである「女体化」「ふたなり」もいつか別の記事で紹介したいと思います。
皆様はTSFの作品は何がお好きですか?
良かったらコメント欄、もしくはTwitterのリプ欄で教えて下さいね。
ご清覧ありがとうございました。