中にはネタのような変わった名前から、本名なの!?とも思える名前まで多種多様かと思いますが、今回の記事ではそんな美少女ゲームの声優さんの名義(=裏名義=芸名)の由来について紹介していきたいと思います。
名義の由来を追いかけていると面白いもので、きちんと考えて付けている人や、閃きや直感で付けた人や、戦略的に考えて付ける人など様々居て楽しいですね。
名義を20も30も使い分ける(使い捨てる?)人も居たりして、恐らくは事務所はおろか本人も把握できていないんじゃなかろうかと思います(笑
出来る限り全員紹介したかったのですが、とてつもなく長くなるので、少し選抜してカテゴリ分けしながら紹介しようと思います。
ちなみに本記事では他人に付けてもらった名義は由来の主旨と少し反れるので省いております。
割とちゃんとした由来がある系
朝香みぃあ
「幽霊と恋したい!」の「ナナ」役が有名でしょうか?
彼女の名義の由来はカップルが一晩一緒に過ごした翌日の朝の恋の香りのイメージで「朝香」で、名前の「みぃあ」は猫の鳴き声(みゃあ)をもじった「みぃあ」だそうです。
大人の女性と可愛い少女を足して2で割ったような名前ですね。
大波こなみ
美少女ゲームに音声が導入され始めた創世記の時代から活躍されている知らない人はいないのではないかと思われる大波こなみさん。
代表作は多すぎて選ぶのが難しいので省略しますが、彼女の名義の由来は縄跳びの遊び歌で出てくる「大波小波」のフレーズから取っており、漢字ばかりだと固いイメージになるので「こなみ」にしたそうです。
楠鈴音
非常に長い芸歴を持ち、清楚な乙女が凌辱されるゲームで元々コアなファンが付いておりましたが、純愛ゲームへの出演数増加で知名度が大きくなった楠鈴音さん
彼女の名義の由来は綺麗な声を目指して「鈴が転がるような声」ということで「鈴音」が決まり、「木に鈴がなっているイメージ」から当初クリスマスツリーが思い浮かぶも「樅ノ木」が嫌だと思い、他の木を考えて「楠」にしたそうです。
佐本二厘
2008年のGetchu.comの美少女ゲームランキングボイス部門のside White(純愛系)で3位を獲得したことがある佐本二厘さん。
彼女の名義の由来は事務処理がフリーになった際に名前を覚えてもらうために「(事務所が)フリーのふうりです!」と売り込むためらしいです。
中々戦略的ですね・・・
ひうらまさこ
声優だけでなく歌手としても活躍されるひうらまさこさん。
顔出ししているので何となく察しが付く方もいるかと思いますが、彼女の名義の由来は周囲からきつく見られる事が多いため「丸さ」「かわいらしさ」を出したいと考えて、ひらがなにしたそうです。
こういう努力、筆者は好きです。
とりあずTwitterが凍結されているので復活して欲しいです。
地域、商品名、人物名に因んだもの系
有栖川みや美
ガンプラ好きで腐女子としても有名な有栖川みや美さん。
彼女の名義の由来は声優業2年ほど経った頃、悩んで仕事を辞めたくなって実家に帰ったが、帰る前にオーディションを受けいた「Sugar+Spice!」で春瀬歌役が決まり、丁度傷心旅行で嵐山行く途中で、事務所から連絡を受けたのが「有栖川駅」だったのに縁を感じて決めたそうです。
尚、「Sugar+Spice!」がデビュー作のように思えますが、発売日的には後に収録した「絶対幸せ宣言っ!」の方が正確にはデビュー作になります。
海原エレナ
20年以上の芸歴を持つので恐らくは知らぬ人はいないのではないかと思いますが、一時「エレナ神」と称されるほど正統派から熟女や動物と幅広い演技と、主役に限らず脇役にも多く出演している大ベテランの海原エレナさん。
彼女の名義の由来は強そうでいいかな?という理由で「美味しんぼ」に登場する「海原雄山」の「海原」に、少女漫画の「竜の眠る星」に登場する「エレナ」を組み合わせたという、何ともギャップの激しい組み合わせですね。
遠野そよぎ
長い芸歴を持ち、本人曰くチテキなお姉さんを目指している遠野そよぎさん。
確かに直近の作品である「恋愛、借りちゃいました」でもチテキ?なお姉さん役やってましたね。(酒乱なお姉さんだったかな・・・)
そんな彼女の名義の由来は、漫画作品に登場する「そよぎ」と、「AIR」に出てくる遠野美凪の「遠野」を採用したそうです。
しかし、彼女が語っている漫画作品ってなんでしょうね・・・スケッチブックの朝倉そよぎかなぁ?
長崎みなみ
美少女ゲーム声優のレジェンドとも呼ばれる重鎮中の重鎮の長崎みなみさん。
筆者にとって彼女との出会いはフェアリーテールから発売された「Natural ~身も心も~」なのですが、当時筆者はその作品に登場する「出水 由羽」というキャラクターに全く興味が無く、本当の意味で彼女を知ったのは続編である「Natural2 -DUO-」の「鳥海 千紗都」でした。
そんな彼女の名義の由来は、かつて住んでいた東京都豊島区南長崎から取ったそうです。
ちなみに彼女の現在は、2019年に声優業を引退し、スピリチュアルセラピストとして活動しているそうです。
好きなもの系
あさり☆
伝説のロリゲーと呼ばれる「はじめてのおるすばん」の「観月しおり」役で一気に大ブレイクしたあさり☆さん。
2014年辺りからブログも停止し、出演が一切見られれなくなったのですが今年なんと「LOVE・デスティネーション」の「椹木 咲麗子」役で復活して一部のファンを驚かせていましたね。
そんな彼女の名義の由来は、貝類が好きなので「あさり☆」のようですね。
ちなみに星の部分は★ではなく☆です。
桐谷華
2010年中期の美少女ゲーム声優の女王の座に君臨していた(筆者主観)桐谷華さん。
彼女の演技力は恐らく美少女ゲーム声優界でもトップだと思っており、更に声色を多種多様に使いこなすため様々な役柄に抜擢される超人気声優さんです。
彼女の名義の由来はもう多くの人が知っていると思いますが、自身がファンの「桐谷健太」氏から付けたそうですよ。
当初は「華」も平仮名にしようとしたそうですが、漢字の方が綺麗だと思い、今の形になったそうです。
最近はすっかり姿を現さなくなってしまい、ファンとしてはとても寂しいので是非復帰して欲しいですね。
エビフライを大量に用意してお待ちしております。
西乃ころね
2010年中期に活躍されていた西乃ころねさん。
最近は出演は特になく、TwitterもたまにRTをしているぐらいで、直近の最新作と言えば昨年夏に発売された「少女教育RE 第2話白石那奈と過ごす日々」でしょうか。
そんな彼女の名義の由来は、その名の通りチョココロネが好きなところから来ているそうです。
尚、相性の「ころぱん」の名付け親は藤森ゆき奈さんだそうです。
八幡七味
現在は休止宣言をしている八幡七味さん。
主に凌辱系の作品に出演している声優さんでしょうか。
そんな彼女の名義の由来は、七味や一味を常に持ち歩くほど辛い物が大好きで、その好きっぷりは唐辛子の形をしたアクセサリーを身に着けるほどです。
そのため名前に「七味」が入り、恐らく八幡は長野・善光寺門前「八幡屋五郎」という老舗から取ったのでは無いでしょうか。
また復帰して欲しいものですね。
閃き系
あじ秋刀魚
2000年後半から今での活躍されているあじ秋刀魚さん。
最近はもうすっかりYoutuberな彼女ですが、その声は透明感があり、様々な役柄に抜擢される人気声優さんです。
そんな彼女の名義の由来は、寝る前にふと閃いて「あじ秋刀魚」にしたらしいです。
「鯵」にしても「秋刀魚」にしても誤解を招かないように最近は「あじ子」の愛称で親しまれていますね。
また北見六花さんとツイキャスコラボして欲しいですね。
(あじ子さん版の「寝ろばーか」が聞きたいです笑)
shizuku
現在は藤田しずく名義(一般名義)で活躍されているshizukuさん。
声優だけでなく、イベントやインターネット番組にも積極的に参加されていますよね。
そんな彼女の名義の由来は、エロそうな響きでかわいいやつというので咄嗟に思い付いた「雫」らしく、ただ漢字一文字を名前にするのは難色を示されたらしく、近くにいた別のスタッフがアルファベットを提案して決まったそうです。
それにしても「雫」ってLeafの作品しか頭に浮かびません(笑
斬新系
飯田空
美少女ゲーム声優の創世記から今でも活躍されている飯田空さん。
出演ゲームは純愛系から凌辱系と幅広く、ラジオ出演の際に相手の芸名を間違えるうっかり屋さん。
そんな彼女の名義の由来は、収録時に何度もお腹が鳴ってNGが出たため、スタッフから「お腹が空いているならご飯を食べたら」と言われて、「飯だ、食う」から付けたそうですが、実際は喘ぐシーンで多くの空気が入ったことが理由でお腹が鳴っていたので、空腹だったわけでは無いそうです。
不名誉な勘違いすらもネタにするなんて素晴らしいです。
緒田マリ
デビュー作である「Piaキャロットへようこそ!!3」の「木ノ下貴子」役でいきなり人気投票一位を獲得したことで一気に有名となった緒田マリさん。
よく織田マリと間違えられてしまいますが、緒田マリが正解。
そんな彼女の名義の由来は、昔所属事務所からお仕事がもらえなかった時代、内緒でアルバイトしていたところバレて怒られてしまい、名義を決める際、「事務所には何も言わせない!お黙り!」という意味を込めて緒田マリにしたそうです。
尚、デビュー作品では「織田マリ」でクレジットされているという。
こうやって見てみるとネタに突っ切る人から真面目に考えている人、良く考えずに付けちゃった人とか色々居て面白いですね。
他にも紹介したい人はいましたが、記事の長さ的にこれぐらいで抑え、別の機会で紹介出来たら良いなと思っています。